2014-12-31

わたしのとなりの音楽 2014 笑う門には福来る編

ディプレッション編書いて、もういいかな、音楽に甲乙つけるのもなんだな、
と思ったのですが、
ちょっと元気なときも以前よりだいぶ、増えてきて、
そんなときに聴いた音楽も、すこしご紹介しようか、という気持ちになりました。
口角をあげていると、楽しい気分になるって本当なのだろうか。どうですか?

Woods / With Light And With Love 

Woods好きなんですが、今作でまたぐっと、好きになりました!
ハイトーンのヴォーカルといい、ギターのだらだらとしたジャムといい、
ニール・ヤング爺やBuilt To Spillが好きなかたにもっと、聴いていただきたい。
わたしが言うので本当です。
Bob Dylan / Tempest

今年やっと!生ディランを観ることができました!
で、観たあとに買ったのですが(ふつうは観る前に買うよね)
なんかこう、世の中の仕組みにイライラしたときに聴くと、
おじいちゃんが「ふむふむ、そうかそうか」と、
愚痴を聞いてくれるみたいで、安心してくる、そんなアルバムでした。
次のアルバムも楽しみ。
Real Estate / Atlas


「ロック・バンドは変化していくもの」ということは、よくわかっているものの、
ずっとこんな音をつくってほしいなあ、とおもってしまう、
それは聴く側のわがままでしょうか。
でも変わらないバンドも少しくらいいてほしい、それが彼ら。
と言いつつも、次にどうなるのかも楽しみだったりして。
王舟 / Wang


ひとめぼれ、ならず、ひとききぼれ。
唯一無二のこのうたごえと、わたしの大好きなカントリー・フォークなかんじ。
最初に聴いたときから、すでにもうなつかしい気分になった、
いまいちばんライブを観にいきたいひとのひとりです。
Rachael Dadd / We Resonate


とにかくびっくりしました!
レイチェルのライヴは定期的に観ているのですが、
このアルバムを聴いていると、きっと彼女のなかでなにか、新しいものが生まれた、
もちろん息子シューキくんの誕生もそうですが、
すごく「変化」があったはずだな、それが音にあらわれた!と感じました。


ここで番外編。
V.A. / London Is The Place For Me Trinidadian Calypso In London, 1950-1956

ぜんぜん今年ではなくて、2002年にHonest Jon'sからリリースされた、
トリニダード・トバゴのカリプソのコンピレーション。
このアルバムがリリースされた年にちょうど、ロンドンに行くことができて、
そしてそのHonest Jon'sレコード・ショップにも寄れ、
このアナログがもちろんそこにあって、「買おう!」とおもいつつも、
「今回の旅では、将来お店でおけるような、中古盤を買うんだった、
 帰ってからでも買えそうな新譜は、安くなければやめとこう」
...なんてばかなことをして以来、ずっと忘れていた1枚なのです。
カリプソの歌詞の内容はとても、辛辣な風刺がほとんどらしいのですが、
これを聴きながら晩ご飯の用意などしていると、楽しい気分になってきて、
なんだかおいしくできてそうな気がしてしまう、
そんな南国の音楽、カリプソの魅力たっぷり味わえます。
シリーズで何枚かでているので、そのうち集めたい。
そしたらきっと、笑う門にも福来る予感、です。
以上、今年もみなさん、たいへんお世話になりました!
よいお年をお迎えください。
(お店は年末年始も無休で開いております!)

2014-12-10

わたしのとなりの音楽 2014 ディプレッション編

(こんな企画はじめてだとおもうんですけど)


きょうはダメでした、絶不調。
毛糸も編み物も大好きだから、冬が大好きだったんですけど、
最近は本当に、さむいのが苦手になりました。
冷蔵庫がからっぽだったので買い物しに出たのに、
歩いてるだけで泣きそうになって、帰ってきてからころがりました。
気分転換失敗。
天井を見ていて、音楽くらいかけようかな、
スイッチまでなら近いし、こういうときに聴けそうな感じのを、
そういう気になるってことは気分転換ちょっとは成功したんじゃないか。
で、しばらくブログも書けてないし、年末だし、
今年、こういうとき聴いたものを聴きなおしてみました。
題してディプレッション編です。
写真がいまいちなのは許しておくんなまし。

Bonnie "Prince" Billy / Singer's Grave A Sea Of Tongue


どこのベスト・アルバムにも入ってないのが不思議です。なぜ!わたしにはベスト!
前前作「Wolfroy Goes To Town」と5曲ダブってますが、
アレンジもしなおして、生まれ変わってます。
ウィルの歌声もフィドルの響きも美しすぎて泣けてきます。素晴らしい。

柴田聡子 / いじわる全集

聡子はん、聴いているうちにすこし元気が出てきて、
一緒にうたったり、くちぶえを吹きたいんだけど、
くちぶえ下手だし歌詞がわたしには難しすぎて、ふんふん、と言って聴く。
難しいからこそ、「海でもみずうみでもないここで こっそり水遊び」とか
「毎日晴れることのよろこびは 毎日布が乾くよろこび」とか
そういう歌詞が、ピンポイントでじんわり耳にはいってくる。
Tara Jane O'Neil / Where Shine New Lights

タラが今年ちゃんと日本に来れてよかった。
わたしはたぶんこのアルバムがなかったら、辛いときを超えられなかった気がする。
それをちゃんと、本人につたえることができて、しあわせです。
ずっとそばにいてくれるアルバム。
ネス湖 / Stars In Daylight
Gofish、Nice Viewのテライさん、わすれろ草、Teasi、BREAKfASTの松井さん、
コントラバスの稲田さん、村上ゴンゾさん、ASUNAさん、加藤りまさんという
すごいメンバーのバンドです。
日によってノイズが強い音楽は聴けない日もあるんですが、
これを聴いていると、セプチマで観た、ロウソクの光にゆらめいて
水のしたたる音が響いて、幻想的だったライヴのことを思い出します。
またひとりでセプチマ、行けるだろうか...。
Neil Young And The Crazy Horse / Everybody Knows This Is Nowhere

最後にぜんぜん今年じゃないんだけど、
ニール爺とダグ(Built To Spill)はいつでもとなりにいてくれて、
最近たくさんリリースしてくれているのに、さっぱり追いついていないので、
申し訳ありません、という気持ちをこめて。
もちろん爺のいう通り、少しずつ、ちゃんと順番にフィジカルで聴きますごめんなさい。

なんだかまとまっているのか、いないのか。
元気なとき編をやるかどうか、もまだ未定です。それではおやすみなさい。

2014-11-09

最近のオレ 10月某日〜11月某日

ブログでカッコつけて書いたわりに、ワケあって倉庫から尻尾まいて逃げて来ました。
有給でもなく退職金が出るでも無くリアルに『無職』に。
しかし「棄てる神あれば拾う神あり」とはこの事か?
某出版社様からの面接通知。
最終選考、社長面接。
終始談笑でおわった一時間。

数日後友人と呑気に映画『ジャージー・ボーイズ』鑑賞中
奥さんよりメール。

「某出版社様より返信あり多分履歴書だよ。二人でがんばろうね」

そしてぼくは本当の無職、なんでもないただの男に。
出来る事ならこのまま仕事なんてせずに家でゴロゴロしていたいとも思った。
しかし無職で別の何かに打ち込む根性も無いのは言うまでもない。

改めて派遣会社から別の会社へ派遣され
今月から一応労働者として復帰しております。

あ、落ち込んだりはしてません。大丈夫です。ほんと。

(H)

2014-10-22

Kevin Morby / Still Life


あれは去年の年末のころ、音楽好きのみなさんおなじみPitchforkのサイトで、
アルバム全曲試聴したKevin Morbyの「Harlem River」がスゴすぎて、
「このアルバムをお店で置けたらいいなあ」と、
どきどきしながらレーベルのWOODSISTへメールを送信。
その後なんと大好きなWoodsのひげメガネのJeremyさんから直接返事をもらい
(彼がレーベル・オーナーなので当たり前なのですが)
直接レーベルにオーダーをするよりも、安く仕入れることができる
ディストリビューターを紹介してもらうことができ、その後輸入盤の新譜を少しずつ、
取り扱うようになりました。
いわば、Kevin Morbyがきっかけだった、といっていいくらい。
その彼の2ndソロ・アルバムが入荷です。

Woodsからは残念ながら脱退してしまったのも、ソロに専念したいかららしい。
前作はテープでの録音による、独特のノイズ、くもった感じが印象的でしたが、
今作では引き続き、Cass Mccombsのバンドのメンバーも参加した
「The Still Life Band」をしたがえて、新天地カリフォルニアでの録音。
わたしは個人的に「ギタリストが出したソロ・アルバム」が好きなのですが、
なんと言いますか、ルー・リードしかり、ボブ・ディランしかり、
「すごくうまい訳ではないが、すごく味のあるヴォーカル」(褒めています!)
「キャッチーではないけれど耳に残るメロディと音作り」(褒めています!)
Woods~The Babiesそして前作に続く、サイケっぽいサウンドは、
好きな人はぜったいヤミツキになるはず。
Kevin曰く「レナード・コーエンの『Passing Through』やディランの『It's All Over Now,
Baby Blue』のような曲がいつか書きたい」とのこと(Intervew Magazineによる)。
なるほど。
The Still Life Band、そしてThe Babiesでともに活動するドラムのJustinと
たった2人でのヨーロッパ・ツアーを終えて、さらに新曲もできるかも?

(最近この赤シャツしか着てないのでちょっと心配)

これからの活動もとても楽しみなシンガー・ソングライターのひとりです。
お店の商品ページはこちら→ (LP)Kevin Morby / Still Life(new)

お店ははこちら→ Classics Records

2014-10-17

Jad Fair, Tenniscoats & Norman Blake / ハウ・メニー・グラスゴー How Many Glasgow



国内盤の新作のご紹介、こちらはSweet Dreams Pressさんお得意の、日本盤独自企画アルバムです!
さかのぼること2011年、ジャド・フェア (Jad Fair / Half Japanese)とテニスコーツ(Tenniscoats)とのツアーが開催され、2組のその蜜月ぶりをライヴ感たっぷり収録したのが、前共演作「エンジョイ・ユア・ライフ」(Enjoy Your Life)でした。
その後もインディ・ロック界の叔父、ジャドさんからの止まないアツいラヴコールにより2013年、再び彼らの共演が実現します。
そして今回は、これまたテニスコーツの魅力に魅せられたもうひとりのグラスゴーの重鎮、ノーマン・ブレイク(Norman Blake / Teenage Fanclub)も参加。
ふたりのベテラン・ミュージシャンが、さやさんの合図にタジタジになりながら、覚えたての日本語を駆使してコーラスをする姿が、とても微笑ましいライヴでした。↓

そのツアーの合間を縫ってレコーディングされたのがこの第2弾。
ライヴでのほんわかした雰囲気、その場で交わされる会話をもとに、即興でこそ生み出すことが出来る、魔法のような、緊張感も少しまじりあったような、他の誰にも真似できないような素晴らしい作品にしあがっています。
テニスコーツが作り出す美しいメロディと旋律に、ジャドさんのポエトリー・リーディング、そして最近ますますヴォーカリストとして艶がでてきたノーマンのコーラスが乗っかって、なんとも軽やかでそしてすうっと、胸にしみ入ってくるやさしい音。
テニスコーツでもおなじみの「Vegan Song」をはじめ、日本語と英語が、ギターとピアニカが、ジャドさんのぼろぼろギターが、そしておんなじ「音楽」を愛する思いと思いが、幾重にも重なり合ったいとおしい作品です。ぜひ聴いてみてくださいね!


当店の商品ページはこちら→ How Many Glasgow

お店はこちら→ Classics Records


2014-10-05

Classics Records 開店3周年記念セールについて

(ロウソクは4本だけど3周年だよ!)


「畳三畳のつもり」で、ウェブにてレコード店を開いて、なんとか3年!
最初っから不安だらけで、うんとこやっとこ続けてきたお店Classics Recordsも、
10月10日で3回目の記念日を迎えます。
本当だけれど、まるでウソみたいでもある!
パソコンもいまだに苦手だし、音楽の好みもかたよりっぱなし、
毎日まいにち、「大丈夫かな〜」と自問自答しながらやってきました。
こうやって小さいながらも続けられているのは、
いつものぞきに来てくださる方々、お客様みなさまのおかげです。
もっともっと、音楽について文学について世の中について、
日々精進していきたいと思っています。

さて、つきましては、開店3周年のセールをさせていただくことになりました。
中古商品に限りますが、ちょうど連休と重なりますので、
10月10日の記念日から12日まで、定価から20%オフ、
最終日の13日に、新着アイテムを追加いたします。
(ご注文時にこちらから送信するメールでは定価となりますが、
 その後に送料を含めた割引合計金額と、振込先をメールでお知らせします)
本当に本当にささやかですが、日々の感謝をお伝えできればなあ、と思っております。

みなさまのご来店を、こころよりお待ちしております。

Classics Records  池田 博幸 リサ



2014-09-17

Rachael Dadd / We Resonate

Rachael Dadd / We Resonate (国内盤新品CD)

大好きなレイチェル・ダッドの3年ぶりの新作が、大好きなSweet Dreams Pressさんから
届きました!
前作「バイト・ザ・マウンテン」、その後も10インチ「In Our Hands」、
ダンナ様ICHIとの共作7インチもリリース、そして恒例の来日公演と、
元気に活動し続けるレイチェルの待望のアルバムです。

すこしだけレイチェルについてのご紹介。
英ブリストルに在住し、ウクレレやバンジョー、ピアノやギターも弾きこなす才女。
日本人の発明音楽家、ICHIと公私ともにパートナーとなり、
ブリストルと名古屋での生活を続けています。
愛息子シューキ・ジムくんも生まれ、母として、またミュージシャン、
テキスタイル・アーティストとしてもますます魅力を増しているのが、
レイチェル・ダッドです。

いつもそのコケティッシュな魅力をたっぷり含んだ、
手作りのやさしい音楽を届けてくれているレイチェルの新作は、
とにかく「力強さ」が音のひとつひとつにあらわれている感じ!
今までと同じく、アコースティックな音づくりではあるものの、
まるでパーカッションのように、じぶんの体の一部のように奏でるウクレレ、
足首につけられている鈴の音、ピアノやICHIのスティール・ドラム、
タイプライターや、自家製の楽器たち、
それに手や足、声も楽器のように駆使したその音楽は、
まるで古くから伝わる、伝統的なアフリカの民族音楽のようにアーシーでリズミカル!
レイチェルのルーツの音楽とそれらが混じり合って、
まるでどこの国にもないような、でも懐かしいようなメロディを作り上げています。

今年の冬、立川に来日公演を観に行ったとき、
たくさんの子供たちが、レイチェルの音楽を聴いて踊っていたことを思い出します。
誰でもが口ずさめるような、愛嬌たっぷりの音。
そして強い意志。
震災がおこった後、日本でも暮らすひとりの母として、
感じたことを素直に、臆することなくブログにつづっていた、
彼女の芯の通った信念がいまやっと、作品としてできあがったのだなあ!と思います。
ぜひ歌詞の対訳にも目を通してくださいね。

国内盤CDでのみの入荷となります。
お買い上げの方には先着で、未発表曲6曲収録のCD-Rがつきます。
キッチンでレコーディングされたラフなものと、ラジオ・セッションのもの。
この特典も必聴です!



レイチェル・ダッド / ウィー・レゾネイト お店の商品ページ

前作「バイト・ザ・マウンテン」、10インチ「イン・アワ・ハンズ」
ICHIとの共作7インチ(今作に収録の「Make A Sentence」収録)も在庫があります。
ぜひ一緒に聴いてみてくださいね!

お店はこちら→ Classics Records





2014-09-12

秋の日「直感」について思うこと

Untitled

今日はお店のことでも、音楽のことでもないです。
暑かった夏が終わって、少しずつ涼しくなってきたからか、
大切なひとや、いつもこころの片すみに気になっているひとたちが、
みんな体調を崩しているな、心配だな、と思って、
そのひとたちに宛てた、手紙みたいな感じです。

もう5年くらい前のはなしですが、
わたしは今よりもずっと、体調が悪くて、毎日外出できないくらいでした。
部屋にこもったきり、たいしたこともできず、
どうしたら今日いちにち、泣かずにすむか、
いつになったら、昔のように元気になれるのかばかり、考えてすごしていました。
月に2回、カウンセリングを受けていましたが、その度に
「散歩に行きたい、と思うのに、どうしても行けない」
「外に行けないぶん、ヨガを家でやりたいのにやれない」
「編み針にさわることもできない」と、
先生に毎回、こぼしていたような気がします。

先生はよくわたしに、直感について話してくれました。
「最初に感じたこと、それを大切に。じぶんを打ち消さないであげて」
直感とは、じぶんのこと。
誰にも影響を受けていない、じぶんから出た最初のこたえ。
周りの雰囲気やひとの視線や意見、それらに左右されていない、
じぶんだけが知っている、大切にできる気もちのこと。
散歩に行けなかったのは、直感がからだの疲れを知っていたからで、
できないことばかり考えてしまうのは、昔のじぶんや、周りと比べているからじゃない?

ここからはもっと、ずっと前のはなし。
わたしは働いていて、すごく忙しくて、そしてものすごく、辛かった。
もうすぐにでも辞めたかった。
でも辞めなかった。
なぜなら、周りの人に迷惑をかけてしまうし、大人としてどうかと思ったから。
仕事をするのがあたりまえのことだったから。
あの時直感のこと、大切にできていれば、
わたしはその後、こんなに長い間、苦しまなかったかな。
でも先生に、この大切なことを教えてもらう機会にも出会えなかったな。
今はようやく、そう思えるようになってきました。

夏の疲れが、元気な人でもたまっているかもしれません。
呼吸器が弱いわたしは、空気が冷たく乾いてくる秋には、
いつもよりいっそう、カゼに注意しています。
お風呂にゆっくりつかったり、ちょっとピリッとするものを食べたり。
でも「なんか、今日ダメだ〜」というときは、
そのダメだ〜、も大切に。
よし、やるぞ!が自然に出てくるまで、ゆっくりしませんか。
ごろごろしながら、音楽を聴くのもよし。
おっと音楽のはなしが出てきたので、今日はここで終わりです。


2014-09-08

ハロー フロム 本八幡その②

毎回本八幡の素敵なお店や人を紹介するブログの第2回目です!
今回は避けては通れないかなり頻繁にお世話になっている呑み屋さん

そう『づめかん』です!

本八幡に来て1年位たったある日
奥さんが「ちょっと気になる呑み屋がある」なんて言い出すもんですから
からかいついでに行く事に。

おすすめのメニューは100円から
発泡酒ですがジョッキは260円

安居酒屋好きとしては血が騒ぎます!

そしてはじめてお伺いしたいんしょうは

まるでボクシングジムの様。

これもあくまでもおいらの個人的な印象でしかないのですが
プライスの安さを追求するあまり
快適さとかそういうのはどこかに捨てて来てしまったような店作り


ざっとこんな感じです。
わかる人には伝わるし、駄目な人のは駄目な(笑)そんな店です。
しかもチェーン展開していて本八幡〜船橋付近に10店舗くらいあり最近では
(オイラのではなく)有名な食ブログに取り上げられるほど!

串焼き(1本100円3本だと250円)厚揚げ、枝豆(160円)冷ややっこ(100円)などの定番メニューと別にオススメメニューがあり

写真は先日オススメメニューのひとつアゲだし豆腐(100円)
基本100円(税別)最高でも300円!
なんではじめからここにこなかった俺たち!
懺悔の日々がつづきました。

本気でメチャクチャのんでも4000円!(生12杯その他諸々)
ほかいけねーよ・・・・

そんな素敵な呑み屋さんのある街
本八幡大好きです!
(H)

8月の現状(もう9月ですが)

 前職を退職して早1ヶ月が過ぎました。
個人的には有給もあり七月の半ばから家でゴロゴロしていたので
2ヶ月位の感覚です。
無職の日々は正直仕事をしてようがしてまいが
朝は来て夕方になり夜になる。
すーっと2週間位過ぎて行きました。
以前同じ様な状況だった時は、じっとりムシムシ時間のスピードも遅く
部屋でベットに寝転がりながら何回も時計を見た記憶があります。
あせりと無能感につつまれていた26歳のオイラ。

今とりあえず倉庫内作業員として
朝8:00から夕方5:00まで味噌やポカリなどの飲料をピッキングする作業に
従事しております。

転職というか仕事を探す時に
なんだかカッコつけていた、カッコつけていたい自分がいるのに
薄々気がついておりましたが見てみぬふりをしておりました

ここに来てそんな自分と対峙しなければ行けない時が来ました。
というのも今まではもちろんご縁やタイミングもあり
国内展開しはじめたばかりのCDチェーン店や
遊べる本屋さんなど割と他者から見たとき少し素敵だなと思われる様な(思われているだろうな)という職業を選ぶ事が出来て来ました。

本や、CD、にかかわる仕事が本当にやりたい気持ちも、もちろんありますが
それよりもいわゆる3K的な(古!)仕事には就きたくないと
思っていました。
当然ながら今回も本や音楽にほんの少しでも関わりのある仕事に
就こうと思っておりました。

しかし今回の就職活動は年齢的な問題やご縁。
なによりも自分の才能(知能?一般常識?)の無さ、低さを
まざまざと見せつけられることに。
箸にも棒にも引っ掛からないとはこの事をいうのでしょう。

********************************

26歳の頃と圧倒的に違うのは
守るもの、守りたいモノ(人、場所、時間・・・・)ができた事。
いくつかの不採用通知を受け取った時
最初に頭にうかんだのは
福岡の友達の事。
家族と家族との場所を守るために
本当にがんばっている友達。

そしてライブハウスで出会うみんな
彼らの中には先に書いたいわゆる3K(古!)的な仕事をされている方が
少なくは無かったと思う。

そんなカッコいい連中はやっていることがカッコいいから
カッコいいワケではないんだろうなーなんて。

*************************************

やってみて思ったのは
今まで感じていた仕事本来以外で抱えていたストレスや悩みが
無いとは言わないがあまり感じなくなった。
そして海から来る風がすごい気持ちがよいって事。

あ、かわいい女の子はひとりもおりません。おばはんばっかりです。(笑)
(H)












2014-08-29

雷音レコードのお取り扱い開始!


レコスケくんでおなじみの、イラストレーターの本秀康さんがレコード・レーベルを始めて、しかも、大好きなマエケンこと前野健太の7インチを出している、
しかも今度は、これまた大好きな倉内太くんの7インチを出すらしい...。
これは絶対に欲しい。
わたしたちが「欲しい」って思った作品は、できたらお店でも置きたいな。
以前からもう話題になっていた、その「雷音レコード」に、
ダメもとで連絡したところ、本さんより「いいですよ」との快諾の連絡が!
というわけで、Classics Recordsでも雷音レコードのお取り扱い開始です!

今回、8月27日に発売になった倉内太/愛なき世界の7インチを始め、
いままでに発売されたバック・カタログも注文しました。
とはいえ、あまりたくさんはオーダーできない3畳(仮定)のお店なので、
ふたりで曲を聴いてみたり、相談を重ねたうえで、
とくに気に入って、お店のカラーに合っている作品を選びました。
どれもすでに発表されている楽曲ですが、
本さんのアツい思いのもと、新録されていたり、ライヴだったり、
リマスタリングされて、新しく生まれ変わっています。
もちろん、本さんによる描きおろしのジャケットも愛おしい!
アルバムを持っているかたにもぜひ、手にとってほしいものばかりです。

現在「雷音まえのまつり」実施中で、
前野健太の7インチを3タイトルお買い上げのかたには、もれなく(もれなくです!)
非売品の7インチがもらえるとのこと、これは欲しい!
締め切りは9月15日消印有効、くわしくは雷音レコードのウェブでご確認ください。
ぜひぜひ、当店の雷音レコードのコーナーをのぞいてみてね!

雷音レコード RHION RECORDSコーナー

入荷商品はこちら
*倉内太 / 愛なき世界  C/W サザエさん一家
*前野健太 / あたらしい朝 (Mark 2)  C/W コーヒーブルース
*前野健太 / 鴨川  C/W 豆腐(Live)
*前野健太 / Love  C/W ロマンスカー (live)
*ポニーのヒサミツ / 休日 (Single Version)  C/W あのこのゆくえ(Single Version)
*あだち麗三郎 / Candy (Single Version)  C/W ぷにゃぷにゃトロピカル



2014-08-11

ハロー!フロム 本八幡!その①

 毎度の事ではありますが、思いつきで僕の住む街についてのあれやこれやを書いてみたいと思います。
良い街にはその街を紹介するZineがある!ってお洒落な雑誌に書いてあったので
出来たらZineにまとめて見ようかな・・・・。

栄えある第一回目は・・・
じゃーん!
白井書店さんです!

先日伺った時は台風が来る前で雨天使用になっておりましたが
本来は表にもバーゲン品がどっちゃり並べてあります。
場所はJR「本八幡」駅から徒歩でゆうに小1時間(笑)
京成線「京成八幡」からでも30分位はかかると思います。
正直ここで店出して成立するのかな?と僕も半信半疑でしたが
僕が本八幡に来る随分前から営業されているようですから大丈夫なんでしょう!
店内ですが通路が3つあり入り口正面はコミック
真ん中は文庫を中心とした小説や単行本一番はじが雑誌やテーマ別単行本。
手前の2つの通路は明るくカラッとしているのですが
奥の通路は通常電気もついてません。しかし足下にはレコードやパンフ
棚の上にはガンプラなどがギュウギュウに・・・・。
もちろんぼくは奥の通路に直行します。すると店長さんがこそっと電気を付けてくれる仕組みになっております。
冷房もおそらく暖房もない店内。もちろん先日は汗だらだらながしながら
ほぼ数年間だれもさわっていないであろうレコードと古雑誌を片っ端からチェックしてきたのですが、ホコリですぐに指先が汚れていきます。
でもそんな時ほどワクワクしてくるものです。もしかして凄いレコードが・・・なんて
気分はノーザンソウルを掘りにアメリカの田舎町までいったディガーの気分です。
そして汗まみれになって当てた金脈!
 和物レア・グルーブの名盤「祭りばやしが聞こえる」とか・・・・・
音楽雑誌『guts』!フォークもロックも歌謡曲もコード譜中心ですが、昔の雑誌は勢いがあって面白いです。
もちろん大手中古レコード店もよいのですが、以前はふらっと立ち寄った古本屋さんに欲しいレコードや本がしかも(自分にとっては)破格で手に入れられたり出来た
のんびりした時代が、好きだったので今でも地味に旅先や出張先では
なるべく有名でない町の古本屋さんを探す事にしております。

そんなお店がある本八幡大好きです!
(H)




2014-08-01

TEASI

TEASI Web Site
↑TEASIの4thアルバム「Unreleased Live Tracks」
本日8月1日よりフリー・ダウンロードできます。




ブログをここに書く時はいつも、うまく書けるかどうか不安だ。



わたしは10年くらい前から、うつをわずらっている。
はっきり言ってうつなのかどうなのか、自分にもよくわからない。
そんなこと、どうやって決めるというのだろう。
あるときはベッドにもぐり込んで、
ティッシュペーパーの山に埋もれながら、
少しずつうごいている、天井の模様ばかり見つめていた。
いちにち24時間ずっと、自分のことを責め続けていた。
音楽さえも長い間、聴く気にもならず、
ただ毎日が過ぎていくのを、じっとじっと、耐えていたのだ。
あのころのわたしは、どうやってこころを支えていたのだろう。
CD屋さんをやめてから数年間の音楽の知識も記憶もすっぽり、抜け落ちている、
最近それにやっと気がついた。

それでも時間は過ぎてゆき、
いままでの飢えた耳を埋め尽くしたい欲望にかられて、
自分のからだを自分の腕で支えるようにして、ライヴに行くようになった。
ほんの4、5年前のことだ。
タラ・ジェーン・オニールをはじめて観たのもこのころ。
ライヴ会場で会うSweet Dreamsの福田さんと松井さんはいつも、一緒にいて、
なんだか兄弟みたいだった。
わたしはなんにも知らないので、
松井さんはてっきり、絵を描くひとだと思っていた。
何回かあいさつした後も、ずっとそう思っていた。

あの、天井を見つめていたころに、
TEASIの音楽を聴くチャンスがあったなら、
わたしは、どうなっていたかな、ときょう思う。




2014-07-28

最近のオレ 7/28 夏の日差しは男を少年にする

夏風邪かな?微妙に咳がとまらない。声も枯れ気味。でも気分は悪くない。
仕事に行かなくなって2週間が過ぎた。
何もしなくて良いからと言って何もしないのは
身体にそして心に悪いのでライトに腹筋はじめてみたり。

先日吉祥寺をぶらぶらしてきた。
ウチからだと総武線で反対側まで
外は熱いから冷房の効いた電車でウトウトしながら。
飲屋街を指くわえて横目に
古本屋さん「百年」とか
レコード屋さん「ココナッツ・ディスク」とか。
ここのお店がどうとかは
まあまた今度。

「ココナッツ・ディスク」で無料で配布していた
「BOYSAGE」CD-Rを貰って来た。
前にタワレコで見かけた、何たらデマルコみたいなジャケット。聴いてみたら内容もそんな感じだった。

でも悪い感じはしない。ちょっと羨ましいくらい。
パンクとかニューウエイブなんて元々そんな感じじゃん。と思うから。
俺たちもやってみようぜ!って音だしてさ。
最近のこの熱い日中部屋で聴くのにちょうど良いサウンド。次はちゃんと何とかデマルコ聴いてみたくなる、そんな逆ガイドライン的役割も果たしてます。
 後ろの綺麗な女の人の雑誌は特集の「ウエストコースト・ロック」が良いんだよと言い訳しながら買った随分まえの『PLAYBOY』。
別冊付録の『ウエスト・コースト・ロックを知る100枚』というのが付いていて、まだまだ聴いた事の無いアルバムがある事や、近所のレコード屋さんにあった「ニュー・ライダー・オブ・パープル・セイジ」はガルシアがつくったバンドなんだとか。気づきは尽きない。
後ろの方には映画『ブギーナイツ』の主人公のモデルとなったポルノ界のスーパースタージョン・ホームズのコラムも。そう言えば、映画の最後の方でBeachBoysの「ゴッド・オンリー・ノウズ」が流れてちょっとグッとくるんだよな。もちろんヌードも綺麗なんですけど。
そんな感じの7月下旬15年ぶりにあった友人に「まったく変わっていない」といわれ
まんざらでもない僕でした。
(H)

2014-07-13

最近のオレ 2014/07

そもそもなんでヴィレッジ・ヴァンガードだったのか。
話は1999年もしくは、さらに何年かさかのぼる。

当時、組んでいたバンドのライブの打ち上げで
対バンの大学生であったメンバーと話していたとき、どういう経緯かは忘れたけれど
君みたいな奴は「リチャード・バックの『イリュージョン』読むといいよ」
なんて事を言われた。
何だかへんなコンプレックスの塊みたいなオイラ
特に大学生に対する「どうせお前ら遊んでんだろ?」
お前らに負けない位、本読んでるぜー。みたいな。
なんだか恥ずかしい理由から
それなりに本は読んでいた(つもりでいた。)オイラ。
そこへ大学のサークルでバンドをやっているあんちゃんから
知らない本を勧められ「ああ『かもめのジョナサン』なら読んだ事あるよ」なんて
一応、抵抗してみたりしたが。内心は「情けなさ」でいっぱいだった気が。

で。探しに行く訳ですが
無い。何処に言っても無い。
『かもめの』はあっても『イリュージョン』は無い。
ある日偶然見つけたんです。
集英社文庫の棚で。
『かもめの』は新潮文庫
だから勝手にリチャード・バックは新潮文庫と決めつけていた訳で
そりゃ無いよ。ある訳が無い。

で、読んでみたら、その本に出会わなければ今の自分は無いって位衝撃を受けまして
以降自分の大切な1冊に。大学生に対する偏見も「いい本知ってるなー」なんて。

で、ある日友人にさそわれ立ち寄ったヴィレッジ・ヴァンガードの下北沢店
当時CD店で働いていただけに店名を聞いて「なんだよパクリかよ」と思った事をおぼえている。
しかし店内に足を踏み入れた瞬間、そんな自分の思いを吹き飛ばされる事に。
今でこそ珍しくなくなってしまったかもしれないが、書籍やCDそして雑貨が一体となって並べてあるその勢いは、オレの仕事は「ここしか無い」そう思わせるほどだった。

なかでも決め手となったのは
リチャード・バックの本が出版社別では無く
彼の作品はここみたいな感じで普通に並べてあった事。
つねづねあの出版社別の棚に疑問をもっていただけに
「そうだよな」「これだよな」と、ひとり感心していたのは
昨日の様。

そんなヴィレッジ・ヴァンガードを今月で退職いたします。
さいならヴィレッジ・ヴァンガード。
(H)

http://classicsrecords.net/?pid=31832741 お店のリンクをつけました
出来るならばこの村上龍の翻訳した版で読んで頂きたいと思います。ぜひ。





2014-06-29

2014年6月29日

Untitled

今年もまた、ここのさるすべりが咲く頃になるなあ。


きょうは肉の日(29)ですね。
あれ、これなんだか読んだ覚えがある、というひとはこちら→ 
(そうじゃないひとも、もちろんどうぞ)
千葉に引っ越してきて3年かあ、早いなあ、と思っていたら、2年でした。
あれれ。
そういえば去年も同じようなこと書いていたみたいで、
つまりとても、なじんでいる、ということです。
酒屋のおかあさんともなかよくなってきたり、近所に雑貨屋さんができたり、
立ち飲み屋の店長はちがうひとに変わったけど、やっぱり顔なじみになったし。
入れかわり立ちかわりつつも、続いていく、毎日の暮らしです。

わたしたちは、トラベリング・バンドでした。
20代、30代のころは、全国ツアーで大忙し。
知らない場所でたくさんの出会いを重ね、そして別れを経験してきました。
そしてもう、2人とも、40代。
ツアーが続いてくると、バンドの関係もぎくしゃくしたり、
しまいには解散、なんてことがあったら大変だ。
そろそろ、バンドの集大成、代表作ともいえる作品づくりにかからなければ。
これからの10年、何をしていくのか、
何を大切に考え、行動し、
誰と手を取り合い、助け合って生きていくのか。
終活、というにはまだ早いかもしれないけれど、そういう時期が来た気がします。

来月、再来月あたり、
20代のころ、誰も知り合いのいない九州に移り住んだときのような、
大きな「変わり目」が、どうやらわたしたちにやってきそうです。
変わることはわかっているものの、どう変わるのかはまだわかりません。
心配性のわたしは、すぐに落ち込んじゃうけど、
でも、
未来のことがわかっているひとなんて、この世にいるのかな!
(石井ゆかりさんの占いでは7月はみんなの「転機」だそう)
おお、みんなと一緒だったらきっとがんばれる。
きっとそう。
そしてまたこの家で、このまちで、
きょうからまた、新しい1年の始まりです。
いろいろあたらしいことが決まり次第、お伝えします。
これからもわたしたち2人、そしてお店のことも、
どうぞよろしくお願いします!

では恒例のもつ屋へ〜

2014-06-08

The New Mendicants Japan Tour @ Shibuya 7th Floor


なつかしい歌声に、会いにいってきました。

ノーマンには同じ場所で、グラスゴーの3人衆として去年会ったばかり。
ジョーについては、
ジョーのことになると、わたしは少し感傷的になってしまうのでまた後で。
Teenage Fanclubと、Pernice Brothersという、
大好きなバンドのメンバーが、こうやって一緒に日本にやってくるなんて、
こんな素晴らしい奇跡みたいなこと、いったい誰が想像しただろう!

メガネのおじさんふたりが、ならんですわって、
いままでずっと、お互いがこつこつ作り上げてきたポップ・ソングに
尊敬と友情と、その歴史に敬意をはらいながら、
ハーモニーをかさねあわせていく。
アコースティック・ギター2本だけを伴奏にして、
ノーマンのヴォーカルが、円熟してとってもいい味をだしていること、
ジョーの声がむかしと、ぜんぜん変わってないことに気づいた。
あんまり変わってないもんだから、
毎日のようにジョーの歌を聴いていた、20代のころの思い出が
いっしょになって戻ってきて、ちょっとだけ泣いた。

台風のときこわれるかとひやひやした、田んぼのなかのアパートのこと。
ウォークマン聴きながらバイクで走った、お店までの国道。
いっしょにはたらいて、遊んだみんなのこと。
たくさんの楽しい思い出と、たくさんの辛かった思い出。
人生のある時期にぴったりと寄り添っている音楽は、
もう音楽という枠をこえて、わたしの一部分でもあるのだ。

そんな大切なことをおしえてくれた、素敵なライヴでした。
ノーマン、ジョー、本当にありがとう!
音楽ってやっぱり最高だー







2014-06-01

Papercuts / Life Among The Savages

先週ぐらいから、いろいろ新譜が入荷してきました。
少しずつピックアップしてご紹介していきたいと思います。



Beach HouseやVetiverの作品に参加したり、
Cass McCombs、去年はGalaxie 500のDean Warehamのソロのプロデュースしたりしている、
Jason Queverによるソロ・ユニット、Papercutsの新作5作目のアルバムです。

これまでもそのドリーミーなサウンドと、せつないメロディで
ファンのこころをキュンとさせてきたペーパーカッツ。
今作からSub Popを離れ、L.A.の新しいレーベルEasy Sound Recording Co.に移籍。
(このレーベルにはVetiver、The Donkeys、Little JoyのヴォーカルRodrigo Amaranteといった
とってもいいアーティストが所属で気になる!)
それも理由のひとつにあるのかもしれないけれど、
とにかく、前作までに聴くことのできなかった、つよいつよい歌が聴くことができます!
オーケストラによるアレンジをふんだんに使い、メランコリックでありながらも
明るく、芯の強いメロディは、多くのアーティストとの共演や共作、
出会いから生まれたものなのかもしれない。
とくに耳を奪われるタイトル・トラック「Life Among The Savages」(サイコー!)は、
Beach HouseのAlexがアレンジで参加していて、
美しいメロディをよりひきたてる素晴らしいサウンド作りに一役買っています。
同じくサンフランシスコに住むKacey Johansingがコーラスで参加。
美しいチェンバー・ポップ・ソング集です。本当におすすめ!
ぜひ聴いてみて下さいね。



お店の商品ページはこちら→ Papercuts / Life Among The Savages

今回とにかく自分が欲しくて、アナログの問い合わせをしてみたのですが、
アメリカのレーベルから返事をもらえませんでした。ザンネン。
輸入盤のCDも割高になっているので、この国内盤が手軽でいいのではないか、
と考えお取り扱いすることになりました。
これからも、畳三畳(のつもりで営業中)のうちのお店でもできそうで、
すごくピンポイントに、でもすごくいい新作をちょこちょこ増やしていきたいなあ、
そう思っています。
お店はこちら→ Classics Records



2014-05-17

5/16 new in

こんにちは!
外で過ごすのにちょうどいい、清々しい季節になってきましたね。
おでかけのお供に、帰ってからのクール・ダウンにぴったりの、
いい音楽が今週も入っていますよ!

*American Soul Spider / Anyway Anygirl (7 inch)
映画「Get Action!」大ヒット!のTeengenerateの前身バンド92年のシングル!

*Billy Bragg & Wilco / Mermaid Avenue Volume 2 (CD)
Billy BraggとWilcoのよるウッディ・ガスリーの詩に歌をつけるプロジェクト第2弾。
今回はナタリー・マーチャントもヴォーカルで参加しています。

*The Boris Gardiner / Happening Is What's Happening (LP)
今週のジャマイカもの、サバービアでもおなじみの気持ちよい1枚。ソウルの名曲のカヴァーはこれからの季節にぴったりですよ!

*Dry & Heavy / Dub Creation (国内盤2LP)
2007年のアルバム「From Creation」と同時につくられた、ダブ・アルバム。この心地よさ!

 *Elizabeth Mitchell / Little Seed Songs For Children Of Woody Guthrie (CD)
Idaのエリザベス・ミッチェルのライフワーク、チルドレン・ソングス。
今作では、ウッディ・ガスリーの生誕100年を記念し彼の曲を集めています。

*James Yorkston And The Athletes / Moving Up Country (LP)
スコットランドの「ニュー・フォーク」シンガー・ソングライター、James Yorkston、
デビュー作。ストリングスのアレンジも重厚な素晴らしいアルバムです。


*Phills Dillon / One Life To Live (LP)
今週のジャマイカもの2枚目、代表的女性シンガーのひとりPhilis(Phylis) Dillonの名作!

*The Three O'clock / Sixteen Tambourines (LP)
祝再結成!来日もあるかも?の米サイケ・パワー・ポップ・バンドの1stアルバム。

*True Love Always / Buried Treasure (7 inch)
彼らの4枚目のEPはアルバム未収録ながらも、ノリノリのパッパラ・チューンです!

*Yo La Tengo / Little Honda (7 inch)
ライヴも記憶にあたらしいヨラテンゴ、名盤「I Can Hear The Heart Beating As One」
からのシングル、B面のライヴもかっこいいです!

雑誌も入荷。
*Doll  No.127 1998年March (雑誌) 
The Dronesのツアー・レポート、Private Waysのインタビュー
*Ku:nel クウネル 2003年5/15号 (雑誌)
ananの別冊だったころの第2号、なかなか最近見ない号です。内容もずっしり。

今週もいいものばかりはいっています。
お店はこちら→ Classics Records

2014-05-07

5/5,6 new in

こんにちは。
4月の終わりに酔ってコケて、顔にキズをつくったので、
「反省」のきもちと「ひとに会えない」というきもちで
家でじっとしていたら、G.W.も終わりました。
ある意味有意義な時間が過ごせたのかもしれないと思いたい。
では今週の新着アイテムのご紹介です。

*Cat Power / Moon Pix (LP)
さて来日も決まりましたショーン・マーシャルことCat Powerの大好きなアルバム!

*The Groove Farm / Going Bananas With... (12 inch)
ブリストルのアノラック/ギターポップ・バンド、The Groove Farmのバナナ・ジャケ!



*John Fahey / Volume 6 Days Have Gone By (CD)
ブルーズおたくでありフィンガー・ピッキング名手、John Faheyの67年録音音源集。

*The Lightning Seeds / Sense (12 inch)
多くのバンドをプロデュースしたIan Browdieのユニット、同名アルバムからのシングル!

*La Sera / Hour Of The Dawn (国内盤新品CD)
国内盤新作です!惜しくも解散したVivian Girlsのベーシスト、Katy Goodmanソロ3rd。
前作よりも格段にロック、ポップに仕上がったかっこいいアルバム!
*Travis / Writing To Reach You (7 inch)
仲良しバンドTravisのアルバムの中でも大好きな2nd「Man Who」からの1stシングル。

*山下達郎 / あまく危険な香り (7 inch)
Tatsuro Yamashita、2連発出しています。どちら珍しい盤ではないですが名曲!
*山下達郎 / 愛を描いて Let's Kiss The Sun. (7 inch)

*Doll No.199 2004年 March (雑誌)
我らがNikki Corvette's特集とともにパワー・ポップ特集は必読!
K.O.G.A. Recordsのディスコグラフィーも豪華です。

今週もいろいろ、おすすめばかり出しています。
お店はこちら→ Classics Records

2014-05-01

4/28 new in

こんにちは。
おやすみをいただいていたら、もう5月です!
少し遅れてしまいましたが、今週の新着アイテムのご紹介。
新作も入荷しています!

*Belle And Sebastian / Step Into My Office, baby (7 inch)
ぐぐっと明るさを増した黄ジャケ「Dear, Catastrophe Waitress」からのシングル!

*The Fans / You Don't Live Here Anymore (7 inch)
1977レコードからの再発盤、シングル2枚リリースして解散したブリストル・パンク!

*Hey Marsha / Optimism (7 inch)
リヴァプールのネオアコ・バンド1988年の1stシングル、SarahやGo Discs!のファンに。

*Modest Mouse / The Lonesome Crowded West (CD)
2008年の来日からもう6年、初期のモデスト・マウスのイタイイタイ名作!

*Neil Young / Time Fades Away (LP)
本人やまわりの評価のせいか、CD化されていないライヴ盤。ニールのライヴ、
悪い訳がないのです。

*R.E.M. / Reckoning (LP)
R.E.M.、「マーマー」に続く2ndは、よりポップさも増、「So. Central Rain」収録。

*Scud Mountain Boys / Massachusetts (CD)
さてさて来日も決定したJoe Pernice率いるバンドの名1st!国内盤廃盤ですのでぜひ。

*Teenage Fanclub / Mellow Doubt (Alt. Version) (CD single)
さてさて来日決定!ノーマンおかえりなさい!「雨を見たかい?」カヴァーも絶品。

そんなノーマン・ブレイク(Teenage Fanclub)とジョー・パーニス(Pernice Brothers / Scud Mountain Boys) が来日します!やったー!
詳しくは、The New Mendicants Japan Tour  2014 → こちら
当店でも来日記念コーナーを作りました。 → こちら

先週から今週にかけて、新譜もわさわさ入荷しています。
*Gofish / ねむりを待つあいだ (国内盤新品7 inch)
Nice Viewでも活動するテライショウタのソロ、Gofishの2nd7インチ!とろけてください。

*The Men / Tomorrow's Hits (New LP)
飛ぶ鳥を落とす勢いのロック・バンド、ザ・メンの新作、ちょっと遅れましたが入荷!
一発取りだった前作からさらに、ホーンも加えた男くさいロックに仕上がっております!

*Woods / With Light And With Love (New LP/CD)
Woodsです!レーベルWoodsistやフェスも主宰する彼らの8th!アルバムを出すたんびに、
良くなってきてます!ギター・ジャムが延々と続く様はホント現代のThe Byrdsですな。

*V.A. / Fort For George (New 7 inch)
オレゴンのビール会社の期間限定ビール発売記念、Suicide Squeezeレコードとのコラボ!
Modest Mouse / Black Mountain / Elliott Smith / Minus The Bear収録の限定7インチです。

古本も出しています。
*Doll No.159 2000年11月号 (雑誌)
1977 RecordsのLodio氏による「Experiments In Destiny Vol.1」必読!
The Fansの7インチと一緒にどうぞ!
*Doll No.160 2000年12月号 (雑誌)
1977 RecordsのLodio氏による「Experiments In Destiny Vol.2」
そしてRegistrators、The Teeny Cheetahsのインタビューも掲載!
*本当の戦争の話をしよう / ティム・オブライエン (単行本)
村上春樹による名訳をぜひ。大好きな短編集の初版単行本です。

今週もたっぷり、おすすめばかり入っています。
お店はこちら → Classics Records

2014-04-22

4/21 new in

こんにちは。
「レコード屋さんの日」があろうがなかろうが、
毎日まいにちレコードを聴いて、お店をのぞきに行って、
レコードも、あたまのなかの音楽も、くるくる回り続ければいいなあ、
そんなこと思っている春の日。
今週の新着アイテムのご紹介です。

*Bright Eyes / Motion Sickness : Live Recordings (CD)
コナーのソロ新作ももうすぐのBright Eyesのライヴ盤。ツアー写真も豊富で必見です。

*Cosmic Rough Riders / Enjoy The Melodic Sunshine (LP)
美メロとサイケなサウンドで人気、アラン・マッギーのPoptonesレーベルからの2nd!

*The Last Stand / Just A Number (7 inch)
英人気70'sパンク・バンドの唯一のシングル、ブートレグですが
最高にかっこいいのでご紹介!

*Mercury Rev / Something For Joey (12 inch)
1993年アルバム「Boces」からのシングルは、キラキラの名ドリーミー・ソング。

*Mudhoney / Every Good Boy Deserves Fudge.. (LP)
Nirvanaもいいけどへなちょこマッドハニーもね、1991年の名作「よい子にファッジ」!

*The Pop / Go! (LP)
パワーポップ・クラッシックス!David SwansonとRoger Prescott率いる、
L.A.出身のThe Popの2ndアルバム。


音楽古雑誌も入っています。
*Kiki #2 2005年 August (雑誌)
*Eater Vol.6 1999年 (雑誌)
音楽ブログ「モンチコン」が発行していたKikiのサブポップ特集号。
イーターはノイズ・ジャパン特集号です。どちらも内容とても濃厚!

今週もおすすめだけ入荷しています。
お店はこちら→ Classics Records

2014-04-17

4/16 new in

こんにちは!
新生活はいかがでしょうか。
朝夕の寒暖差がニクいこのごろですが(ひさびさに風邪ひきました)
今週もいろいろ入荷してきています。
新刊本や、再発盤の新品もはいっていますよ!

*The Auteurs / New Wave  (New LP)
こちらは新品再発盤です。The SmithsやGeneとも並んで語られる、The Auteursの1st重量盤。

*The Books / The Lemon Of Pink (CD)
米マサチューセッツの2人組、The Booksの2nd。数多のサンプリングを折り込んだ名作。

*The Clash / The Call Up (7 inch)
The Clashの問題作「Sandinista!」からのシングル。パンクかどうか云々言うより先に
とにかくクール。

*The Hepburns / Champagne Reception (10 inch)
「The Magic Of The Hepburns」から10年、2000年にリリースされたブランクを感じさせない名10インチ。

*The Lemonheads / Lick (New LP+CD)
こちらも再発新品です。1989年の名作に、ライヴ音源など収録のCDもついてきます!

*The Stone Roses / One Love (12 inch)
復活したことがまだウソのようなThe Stone Rosesの1990年のシングル。うねってます!

書籍の新刊も入荷しています。
*murmur magazine 21号 (雑誌新刊)
ひさびさのマーマー・マガジンは春にぴったりのファッション特集号!
もちろん冷えとりしながらのおしゃれを、岡尾美代子さんがスタイリング。
うわさの「塩浴」についてもくわしく載っています。

*音楽マンガガイドブック / 松永良平監修
*マイ・ブラッディ・ヴァレンタインこそはすべて / 黒田隆憲
「音楽を題材にしたマンガ」をぎっしり集めた、前代未聞のガイドブック!
ペラペラめくっているだけで、あれこれ読みたくなってしまう、おそろしい1冊。
そして、自ら大ファンである黒田隆憲氏による、マイブラ研究の決定版!
ケヴィン・シールズの音づくりについては、ギタリスト必読です。

今週も濃くていいものばかり入っています。
お店はこちら→ Classics Records

2014-04-09

4/8 new in

こんにちは。
念願の初ボブ・ディランのライヴ、行ってきました。
ノリノリで、踊って、「ボブー!」と叫んできたので、
風邪が悪化して、声が出ません。
ライヴを声を出さないで観てるなんて、わたしには無理なので、
声が出なくなったって、とても満足。
この歳で観ることができてちょうどよかった。
余韻を楽しみながら、(痛みかみしめながら)新着アイテムのご紹介です。

*Built To Spill / There Is No Enemy (CD)
2009年、今のところの最新アルバム。最近どんどん音が厚くなって
ライヴ・バンドと化しているので、本当に祈来日、うねる演奏が観たい!

*Heavy Stereo / Smiler (7 inch)
現Beady Eye、Gem率いるHeavy Stereo!アルバム「Deja Voodoo」も最高だったな!

*Maria Muldaur / Waitress In The Donut Shop (LP)
マリア・マルダーの2ndアルバム。1st同様、セクシーな歌声がたまらない名盤。

*Nancy & Lee / Nancy & Lee (LP)
セクシーではこちらも負けない、ナンシー・シナトラとリー・ヘイゼルウッドのデュオ作。
*REO Speedwagon / In Your Letter (7 inch)
パワー・ポップ名曲!いまだ活動中のREO スピードワゴンの国内盤7インチ。

*Sam Hui (サミュエル・ホイ) / Theme From The Private Eyes (Mr. Boo) (7 inch)
映画「Mr. BOO The Private Eyes」主題歌。
サミュエルは素晴らしいソングライターとしてパワーポップ界では大人気です。名曲!


*Sam Prekop / Sam Prekop (LP)
Sea And Cakeのヴォーカル、サムのソロ1stは、バンドのメンバーやジム・オルーク参加。ウィスパー・ヴォイスが気持ちよい名作!

 *Superchunk / Come Pick Me Up (LP)
99年発売のスーパーチャンクの名盤!同じくジム・オルークが参加。
いい曲しか収録されてないおそろしいアルバム。

国内盤の新作も入荷しています。
*Federico Durand / El Estanque Esmeralda (国内盤新品CD)
アルゼンチンの電子音楽家、フェデリコ・デュランドの新作!
ラジオがきっかけで知ったのですが、自然のおとや、子どもたちのこえ、
まるで草むらに寝転がっている気分になってくる、美しいおとのコラージュです。



フェデリコ・デュランドさん、ただ今初来日中です。
4月10日(木)東京 青山CAY
4月12日(土)鎌倉 光明寺
4月13日(日)東京 中目黒 みどり荘
来日公演についてはこちら→ Federico Durand 2014 来日公演

今週もおすすめだけ入ってます!
お店はこちら→ Classics Records