2018-06-09

6/9 ハロウ!ケイト・スペードさん

初めまして。ケイトさん!

ご連絡するのが、大変遅くなり本当にごめんなさい。

初めてあなたの事を知ったのは

2001年10月マガジンハウスより

発行された『relax』56号だった様な?違う様な?

そのハイエンドでありながら、どこかこちら側(ちょっとこういうと、恥ずかしく申し訳な

いきもしますが)そのストリート感の要素を強く感じたその特集は、僕の心を打ち抜きまし

た。

後にも先にもボーナスを支給してくれる様な企業で

しかもその支給対象となる正社員だった僕は、初めてのボーナスで、あなたのブランド。

そう『Kate spade』のバックを奥さんに買ってあげよう!と決めたのです。

しかし、当時熊本に僕らは住んでおり近くに『Kate spade』のショップは無く

福岡のI田屋まで行かないといけなかったのです。

問題は距離では無く『奥さんに内緒』という事。

転勤で訪れた場所で、休みの日は、二人で過ごすことが多くまた何より

嘘をつくのがド下手な僕が『休日一人で出かけるから』ってのは

正直「バレる・バレない」という意味でちょっと福岡まで行くのが、難しかったんです。

で、勤務先のアルバイト達にお願いして半休をもらい

朝はどうにか普通な感じで「行ってきまーす」と、特急に乗って福岡へ。

そして、無事バックを購入まさにタッチアンドゴーで熊本の職場へ。

頑張ってくれていた共犯者のバイト達が「ちゃんと買えましたか?」って

色々嬉しかったな、あの日は。



本当はクリスマスにあげるはずだったけれど

やはり隠し通すのに、我慢できず12/23にあげたのも、らしいといえばOKかな?

あなたにも、あの時の奥さんの顔は見てもらいたかったです。

数あるあなたのプロデュースしたアイテムの中で

個人的にですが、1,2を争う

デザイナー マイケル・イアン・ケイのデザインをモチーフにしたテキスタイル

『ノエル・ウィーヴ』のバック。

特別な時に奥さんが使ってくれています。

もう少し早くお手紙を書くべきだったと後悔しています。

今までお疲れ様でした。そしてありがとう。

どうぞ安らかに。