2016-10-25

その男、泥酔につき

先に断っておきますが、私の話ではありません。
そして敬省略させて頂きます。

その男と初めてあったのは
下北沢シェルターにて行われたオールナイトイベント
そのイベントの事前イベント(様は飲み会。オレを含め呑んで騒ぎたい連中が声を掛け合い集合した時)だった様な・・・。

意気投合したものの、酒が進むと
ここでは書けない様な
ワイルド且つセクシャルなトーク(単に下ネタってこと)を連発。

そしてひとしきり事前イベントが一段落し
各々会場のシェルターへ。

僕らも会場に入ろうと行列の最後尾に並ぶと
その男はすでに会場のはす向かいの縁石に寄りかかる様に座り
うつむいている。
良く見ると・・寝ている。

結構寒かった様な気億も・・・。
まぁ流石にそこで朝まで寝たりは、誰か起こすだろうと。
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イベント中、その男の姿は会場では確認出来なかった。

イベントも無事終了し、地下フロアーから地上へ吐き出される僕ら。
そこに彼の姿は無かった。
ほぼ初対面だし、たまたま確認出来なかっただけで
多分彼も彼なりにライブを楽しんだのであろうと思って帰路についた。

当日『Record KNOX』のH氏と初めて軽く挨拶をかわした。
H氏とその男は旧知の仲だったと思い
次の日H氏にメール、そのついでにあの男の無事を
それとなく確認するが

H氏曰く「あの男の心配していたらキリが無いからしません」
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そしてその男は
今では閉店してしまったが
下北沢のBar 『マッキー×マッキー』の金曜日の店番をまかされていた。
ボクは随分そこで、もうやる事が無いであろうと思っていたDJイベントに参加させてもたったり、じつはかなりお世話になった。
彼の個人的なエピソードで1,2を争う位好きなのは
付き添い改め相棒U1と彼、僕ら、ビスコ氏で
水戸に向かっていた列車内
後ろの席から
二人が次回企画していたイベントの参加バンドを決めていた会話が
もれ伝わってきた
「だってあいつら、ちっともパンクじゃないじゃん」
あの男がいかにパンクにこだわっているのか
理解できたシーン。
ただ酔っていただけかもしれないけれど・・・・。

書きたいことは沢山あるがイメージもあるのでこの辺で

そんな男が実はパンク・バンドのフロントマンで
しかも自主制作のCD-Rにつづき『EPISODE SOUNDS』より
7'をリリースした!

信じられない位、最高な内容。
現行の国内パンク・シーンは、本当に活性化してきていて
目が離せない。

いつも彼のとぼけたところしか見ていないなら
尚更聴いて欲しい。
彼らのバンドTVTVを。
当店在庫ページ→ CLASSICS RECORDS (7inch) TVTV / I'm Trouble (new)


(H)



2016-10-23

以前から思っている事(後編)

前回のブログをまとめると
なかなか最近はライブに足を運べずにいるが
『自分達が本当に「良い」と思った音楽だけを扱う事が何かしらのサポートになるのでは?』というのがひとつ。
もうひとつが
『一度細分化につぐ細分化されたパンク・パワーポップそしてロックンロールが
もう一度同じステージで音楽を鳴らすときが来ないのか?』
RANGSTEEN/HIGH LIFEこの二組はかなりその答えに近い気がする。

彼らとの出会いはほぼ同じ時期のはず。

正直、革ジャンきてリーゼントして「ロケンロー」とか「シエケナべべー」とか
敬遠していた時期がある。
古くさいなーって思っていた。(彼らの事では無くスタイルの話)
もし今タイムマシーンがあるなら真っ先にその頃のオレの所に行き
後ろからカンチョーしてやりたい。

確かに中にはそれだけなバンドもいる。しかし決してそれが悪いとも今なら思わない。

彼らは一見そんな普通の(一部の人が描く)悪い意味でのロックンロール・マナーに乗っ取っている様に見える。
が、しかし。

彼らのサウンドに触れる時、大げさでは無く
なんとも言えない感情が心の奥底から爆発し溢れ出て来る。
いろいろと、過去のブログで書き散らかしているから
良かったら読んでください。『High Lifeについて書く』
"I LOVE TO ROLL"』等

一番ぴったりな表現は片岡義男の名著『ぼくはプレスリーが大好き』から引用したい。
『心が爆発している』。また、60年代ディランは「ボクのなかでいろんなことが同時におこっている」と述べてる。

まさにそんな感じ。
ジャンルとかスタイルとか一気に吹き飛ばしてくれるサウンド。
彼らは、どんなスタイルのサウンドのバンドの中でも、彼ら独自のサウンドを鳴らす。

そしてボクの中で大切なのは、分母は(もちろん)『ロックンロール』って事。

未聴の方は是非聴く事をお薦め致します。

(H)



















2016-10-20

以前から思っている事(前編)

少し間が空いてしまった感ありますが
9月の末から10月の初めにかけて
個人的に、ロックンロール!と思える様な出来事が多発。

時系列は前後しますが、前職の人事異動にて福岡に住んでいた頃
その存在を知り自分なりにアプローチし
(編集結果的には若干問題点や改善点、何より自分の世間知らずな部分が浮き彫りになったけれど)何とか仕上げたZINE『OUR PLACE』Vol,1にて記事を掲載発行し
(実は)あわよくばライブ音源や新録の音源をカセットにて特典として付ける事を
メンバーのNEATERに交渉。しかし彼らのパンクに対する、そして何よりも7'や自分達でリリースしたいという思いに感服し音源の件は頓挫してしまったXL-Fits。
その後自主制作されリリースされた7'は、ただただ情報を後から後から後追いするだけ
『Record KNOX』より購入するに留まった。
今回は以前から関係のあった『EPISODE SOUNDS』からのリリースと知り
ビスコ氏に連絡。
勝手な思いこみではありますが、気分は親戚のおじさん。
予約のメールや注文のメールが来ると、とても嬉しい。
サウンドも1stシングルをさらに深化、進化させたクレイジーなサウンドに
笑いも止まらない。
アメリカのオルタナティブ・ロックバンドWilcoのTシャツを着ていたボクに
「ウィルコ・ジョンソン良いよね!」とNEATER。
ボクはそんな彼が(一方的に)大好きだ。
彼もボクを覚えていてくれたらそれだけで十分。

時、同じくして京都から
The Sessions Of Pink宮田君(以下TSOP)から7'のリリースに関する連絡を頂く。
今回のリリースはスプリットシングルとの事。
その相手は、なんとThe Zip!

初めて行ったココ吉にて1st DEMOを購入。
噂にはきいていたが、こんなバンドがいるんだ!と感動した彼ら。
話は更に、前後する。
先のZINEを制作し配布したおかげで自分でもびっくりするくらい関係が広がった。
そのZINEを真っ先に「欲しい」と興味を示していただいたのが
ビスコ氏そしてPOP'N アツシ氏。
で彼が携わっている『POP'N ROLL FUNZINE』へと行き着きそこでThe Thamesを知る。
そのThe ThamesのメンバーであるABE氏の新バンドが、The Zip!

以前から思っていた事とは
一度細分化につぐ細分化されたパンク・パワーポップそしてロックンロールが
もう一度同じステージで音楽を鳴らすときが来ないのか?ということ。

しかしここに来て
個人的に良いと思える兆しが見え
且つ
そんなバンド達の音源を自分のお店で扱えることの素晴らしさ。

FLASHLIGHTSのアルバムリリース辺りからその兆候はあった。

彼らが梅田にて参加したイベントのラインナップにはThe Zipをはじめ
来月、漫画家・イラストレーターである本秀康氏の『雷音レコード』よりリリースも決定している台風クラブの姿も。
常々彼らの様なバンド同士が対バンするとお互いにより音楽性もファン同士も影響しあうのでは?
もっと(別に大メジャーにならなくとも)大きなうねりになるのでは?と
思っていただけに、こんな組み合わせのイベントが行われる事の羨ましさよ。嬉しさよ。

そして宮田君のバンドTSOPも
彼が今まで、参加もしくはエンジニアリングなどを努めてきた
最高なバンドの雰囲気を感じさせながらも、正にモッド魂炸裂なサウンド。
高円寺ペンギン・ハウスにて収録された『in Concert』を
リリース時にサラッとプレゼントしてくれたのは、現在のカセットテープ・ブーム(って言うのは抵抗ありますが)それを予見していたかの様なタイムリーな出来事。
今回リリースのシングルも、そのスリーブは、まるでV.I.P.'SらがリリースされたNEO MODレーベル『ROK』を彷彿させるデザイン。
スリーブ内側のナンバリングやメッセージ。とことん最高な1枚。
ぼくらは、イニシャルよみ間違えて慌てて追加オーダーした位だ。

最近店舗経営の難しさを目の当たりにしていただけに
憧れのバンドや、友達(と、言わせてもらう)のバンドの音源を
自分の店舗で扱える事の嬉しさは、計り知れない力になるんです。
そんな素敵な場面はまだまだ続く。。。。
(H)









2016-10-07

開店5周年記念セールのお知らせ


さてさて、体育の日をかさねた秋の3連休です!
10月10日はメガネの日、そして当店CLASSICS RECORDS開店記念日、
奇跡の5周年を迎えることになりました!
毎年のことだけど、この1年もよくぞ営業を続けられた感満載...。
それもこれも、お客様みなさまが懲りずにつきあってくださっているから。
本当に本当にありがとうございます!

今年も恒例の開店記念セールを実施いたします。

*10月9日(日)、10日(祝月)の2日間限定、送料をのぞく合計金額から20%オフ*
(なお翌11日(火)は配送をおやすみいたしますので、12日(水)以降の出荷となります)

ささやかではありますが、ぜひウェブショップにて在庫をご覧下さいませ。
裏店長曰く、
「ウチはバンドみたいなもんなので、とりあえずやめずに続けよう」をモットーに、 あたらしい1年もがんばってまいります!

お店はこちらから→ CLASSICS RECORDS