2016-12-29

クリスマスプレゼント


"The Sound Of Young Tokyo" 
前身のバンドから、活動歴は数10年。
東京を拠点に活動中のネオ・アコースティック・バンド"Konekoh"の初音源!
どちらかと言うと、その活動は楽曲制作が中心で、あまりライブ活動はおこなっていない彼ら
しかし、そのサウンドは(彼らのキャラクターを知っていると言うのもあるけれど)そんな楽曲制作中心とは(良い意味で)思えない。
正直に告白すると彼らとは十数年来の知り合い。
彼らがこのタイミングで7'というフォーマットで音源をリリースした事。それだけで十分感動している。
最近のバンドには、ありそうでなかった優しく、丁寧なそして力強いサウンド。
ひとりでも多くの人に届いて欲しい1枚。
XTC、The Stone Roses、The La's、Ben Folds Five
Teenage Fanclub、Trashcan Sinatras…etc が共通のお気に入りだった
保科匡志(ボーカル、ベース、ギター)、増田仁志(ギター、キーボード)、本田一也(ドラムス)の3人が1997年頃都内外資系CDショップで邂逅。
翌年、内藤由利子(Carrots)をギターに加え、Baileys(ベイリーズ)としてバンド活動をスタート。
数度のライブの後、活動を休止するも、2006年頃、吉祥寺のパブにて尾崎正吾(バッキングボーカル、デザイン、スピリチュアル・アドバイザー)が突如Konekoh(コネコ)の結成を宣言し、その場に居合わせた増田と保科が渋々承諾。
数回のメンバーチェンジを経た後、本田が加入し今の4人組となる。
2012年頃よりオリジナル楽曲の制作を本格化。
サウンドクラウドへの音源アップ、自主制作盤の配布などで周囲をざわつかせつつ、今回が初めての流通盤リリースとなる。
A面はベイリーズ時代から幾度となく録り直されてきた「Again Again」作詩でTASOGARE40%が参加。
B面は震災後に愛をテーマに保科が書いた「Found Love」
今回のリリースを機に自主レーベル「24th Dec. Records(じゅうにがつにじゅうよっかれこーず)」を立ち上げる レーベルコピーは最初に指し示したとおり”The Sound Of Young Tokyo”
レコード・ナンバーにいたる、細部にまでこだわった最高な1枚。

*********************************
ずいぶん前に道を違えてしまった(と思い込んでいた)彼らからの
クリスマスプレゼントが届きました。
今年一番素敵な出来事でした。

(H)

2016-12-03

開店!『パン屋の本屋』さん

昼間は某出版社の営業代行を請け負って生計を立てております。
今日は、そんな音楽と同じ位好きな本やお店について。

去る12月1日日暮里に新しい本屋さんが開店いたしました。
お店の名前は『パン屋の本屋』
なんだかワクワクしてくる素敵な名前ですよね。

日暮里駅から徒歩7分「いなげや」さんの並びに
『ひぐらしガーデン』という建物が
半分くらいが『ひぐらしベーカリー』というパン屋さん
で、半分くらいが『パン屋の本屋』さん。
この『パン屋の本屋』さんの店長さんが
以前、同じ職場だった花田さん。

ボクは、実はとてもイヤな奴なので
彼女がこの本屋さんの準備をはじめていた頃から
ブログ『パン屋の本屋日記』http://panyanohonya.comを、ネチネチとチェック。
羨ましい気持ちで眺めていた。歯ぎしりしながら。

でも何となく
開店の当日お伺いしてみようかな?なんて不覚にも思ってしまった。
昼間の仕事の担当エリアだった事も、理由のひとつ。

12月1日
朝は夜中から降り出した雨が残っていたが
10時頃には上がり
午後は晴れ間も。
早めに仕事を切り上げ日暮里駅へ。
はじめ逆方向へ歩き出したのは内緒です。

事前に確認していた病院を過ぎると
交差点の左手、右側にそれらしき建物が
そこで手ぶらなのを思い出し
手前のコンビニへ
駅ナカのお花屋さんで何か?ともおもったが
お花とかは、他の方が沢山送られるだろうと
何よりオレらしくない。本当は金銭的理由から
ちょっと良い缶ビールを購入。

建物の並びのスーパーから
学校から沢山の人が
「パン食べたい!」
「本屋もあるんだ!」
「おしゃれ〜!」
ちょうど夕方だったこともあり
とても賑わう通り道。

花田さんにご挨拶。
辞めて以来だから2,3年ぶり?
例のビールを渡すと「みんながみんな池田さんの様な人じゃないんですよ!」

なんだか懐かしい彼女らしい感謝の言葉。

店内を軽く一周。

本が売れない、次々書店が閉店。うん、どれも本当。
でも自分が小・中学生のころ駅前に本屋とレコード屋は必ずと言ってよいほど
1軒づつ位は何処にでもあった。
自分が仕事で引っ越すときも
その街の利便性も、もちろん重要だけど
本屋・古本屋さらに、あわよくばレコード屋がある街に住む様に心がけてきた。

『パン屋の本屋』さんに、お伺いしたら、そんな思いがあふれてきた。

別に特別品揃えが充実してなくても良いから
普通にじーさん・ばーさんが経営している本屋でも良いから
やっぱり増えれば良いのにな。
そう思った。
そう思わせる、素敵なお店。

オイラのウォント・リスト上から2番目の本を発見。
店舗の立地にあわせて、パンや食に関する書目が多めで目に付くが
もちろん月間誌や児童書、コミックもある
地域に根ざそうという意思が棚から感じられた。
例の本はその棚前に平積みされていた。

「お。今日この本2冊目ですよ」

別に自分は何もしてないけれど
なんだか「ラッキー!」って思ってしまった。
ラッキーじゃないよな。別に。

店舗に、本に、店長さんに、なんだかすっかり浄化され
今すごいすっきりしております。
普段は断るのですが、せっかくのオープン初日なので、ブック・カバーと手提げの袋も頂き、お店を後に。

お薦めです。
パン屋の隣の本屋さん。
今なら、パンの香り+木の香りも楽しめます。

(H)


2016-11-11

台風クラブについて書く

『台風クラブ』
僕は彼らの音楽で、ちゃんと聴いているのは
実を言うと、たった4曲しかなく、手元に有りいつでも聴き返せる曲は2曲。
あとは動画サイトを見聴きする位しか、情報が無い。
が、たくさんの人に「こんなバンドがいるよ!」と
伝えたくなってしまった。

知ったのも割と最近で夏くらい?SNSの書き込みで「処暑」を知って
聴いてみたら(店舗でのレヴューにも書いたけれど)そのぶっきらぼうだけど愛着のあるメロディーとカラッとしたバンド・サウンド、良く出来たPVに、ハートを鷲掴みされてしまった。

ココナッツ・ディスクに行けば買えるその曲の入った音源も、しかしいつの間にか出不精になってしまった自分には、電車で一本とは言えど少し距離を感じてしまい、購入が後回しになってしまっていた。

そうこうしてるうちに「ついのすみか」のPVが完成したとの事でまたもやサイトにて拝聴。
曲の良さに磨きがかかっている印象を受け、言葉が無い。格好良い。どうしたものか?

そんな時にイベント『レコードの日』に
イラストレーター・漫画家である本秀康氏の『雷音レコード』よりリリースとの知らせが!

前置きが長くなってしまったが本題はここから。

件のレコードを手に入れ
歌詞カード片手に音源にあわせ歌う。楽しー!

そしてB面「まつりのあと」。盛り上がって来たその時『食む』という歌詞が目に飛び込んで来る
次にこの言葉が歌われるが何て読むのだ?
拾ってきた辞書『新明解』(第二版。古いけど仕方ない)で調べてみた。
*はむ『牛が草を・ー・む』『高給を・ー』(=生活している)
どちらかと言うと前者のイメージ。(うん。貧乏イメージ。庶民の味方。個人的な願望でもありますが。)
ロックンロールなんてそんなもんでしょ?
出来損ないの自分。うまく行かない毎日。
でも
それらは続くし、肯定して進まないとやってられない。
そんな気分の(そしてそんな気分を吹き飛ばす)BGM。

「たったひとり期待してる 自分勝手な幽霊が ほんの少し甘い夜を食んでいる」
なんて。。。。ボクは、彼ら『台風クラブ』をロックンロール・バンドとして認識します。


そう言えば「処暑」。
読めた?オレ読めなかった・・。
読み方と意味調べたら・・納得の歌詞。そしてPV。
「オレは/ちょっと/涼しいみたいだ」(聞き取り)

以前確かに感じて、未だに忘れる事の出来ないモヤモヤとした感情を、彼らはストレートに思い起こさせる。
個人的には「ああ、もう。放っといてくれ。これ以上俺を刺激しないでくれ・・・」と思わなくも無いが、繰り返し針を落とす音源。そして止まらないニヤニヤ。

もちろんそれは
「しばらく続いた勘違い」かも知れないし
やっと気がついた「 手遅れだってこと」かもしれないけどね。













2016-10-25

その男、泥酔につき

先に断っておきますが、私の話ではありません。
そして敬省略させて頂きます。

その男と初めてあったのは
下北沢シェルターにて行われたオールナイトイベント
そのイベントの事前イベント(様は飲み会。オレを含め呑んで騒ぎたい連中が声を掛け合い集合した時)だった様な・・・。

意気投合したものの、酒が進むと
ここでは書けない様な
ワイルド且つセクシャルなトーク(単に下ネタってこと)を連発。

そしてひとしきり事前イベントが一段落し
各々会場のシェルターへ。

僕らも会場に入ろうと行列の最後尾に並ぶと
その男はすでに会場のはす向かいの縁石に寄りかかる様に座り
うつむいている。
良く見ると・・寝ている。

結構寒かった様な気億も・・・。
まぁ流石にそこで朝まで寝たりは、誰か起こすだろうと。
*************************
イベント中、その男の姿は会場では確認出来なかった。

イベントも無事終了し、地下フロアーから地上へ吐き出される僕ら。
そこに彼の姿は無かった。
ほぼ初対面だし、たまたま確認出来なかっただけで
多分彼も彼なりにライブを楽しんだのであろうと思って帰路についた。

当日『Record KNOX』のH氏と初めて軽く挨拶をかわした。
H氏とその男は旧知の仲だったと思い
次の日H氏にメール、そのついでにあの男の無事を
それとなく確認するが

H氏曰く「あの男の心配していたらキリが無いからしません」
*****************************
そしてその男は
今では閉店してしまったが
下北沢のBar 『マッキー×マッキー』の金曜日の店番をまかされていた。
ボクは随分そこで、もうやる事が無いであろうと思っていたDJイベントに参加させてもたったり、じつはかなりお世話になった。
彼の個人的なエピソードで1,2を争う位好きなのは
付き添い改め相棒U1と彼、僕ら、ビスコ氏で
水戸に向かっていた列車内
後ろの席から
二人が次回企画していたイベントの参加バンドを決めていた会話が
もれ伝わってきた
「だってあいつら、ちっともパンクじゃないじゃん」
あの男がいかにパンクにこだわっているのか
理解できたシーン。
ただ酔っていただけかもしれないけれど・・・・。

書きたいことは沢山あるがイメージもあるのでこの辺で

そんな男が実はパンク・バンドのフロントマンで
しかも自主制作のCD-Rにつづき『EPISODE SOUNDS』より
7'をリリースした!

信じられない位、最高な内容。
現行の国内パンク・シーンは、本当に活性化してきていて
目が離せない。

いつも彼のとぼけたところしか見ていないなら
尚更聴いて欲しい。
彼らのバンドTVTVを。
当店在庫ページ→ CLASSICS RECORDS (7inch) TVTV / I'm Trouble (new)


(H)



2016-10-23

以前から思っている事(後編)

前回のブログをまとめると
なかなか最近はライブに足を運べずにいるが
『自分達が本当に「良い」と思った音楽だけを扱う事が何かしらのサポートになるのでは?』というのがひとつ。
もうひとつが
『一度細分化につぐ細分化されたパンク・パワーポップそしてロックンロールが
もう一度同じステージで音楽を鳴らすときが来ないのか?』
RANGSTEEN/HIGH LIFEこの二組はかなりその答えに近い気がする。

彼らとの出会いはほぼ同じ時期のはず。

正直、革ジャンきてリーゼントして「ロケンロー」とか「シエケナべべー」とか
敬遠していた時期がある。
古くさいなーって思っていた。(彼らの事では無くスタイルの話)
もし今タイムマシーンがあるなら真っ先にその頃のオレの所に行き
後ろからカンチョーしてやりたい。

確かに中にはそれだけなバンドもいる。しかし決してそれが悪いとも今なら思わない。

彼らは一見そんな普通の(一部の人が描く)悪い意味でのロックンロール・マナーに乗っ取っている様に見える。
が、しかし。

彼らのサウンドに触れる時、大げさでは無く
なんとも言えない感情が心の奥底から爆発し溢れ出て来る。
いろいろと、過去のブログで書き散らかしているから
良かったら読んでください。『High Lifeについて書く』
"I LOVE TO ROLL"』等

一番ぴったりな表現は片岡義男の名著『ぼくはプレスリーが大好き』から引用したい。
『心が爆発している』。また、60年代ディランは「ボクのなかでいろんなことが同時におこっている」と述べてる。

まさにそんな感じ。
ジャンルとかスタイルとか一気に吹き飛ばしてくれるサウンド。
彼らは、どんなスタイルのサウンドのバンドの中でも、彼ら独自のサウンドを鳴らす。

そしてボクの中で大切なのは、分母は(もちろん)『ロックンロール』って事。

未聴の方は是非聴く事をお薦め致します。

(H)



















2016-10-20

以前から思っている事(前編)

少し間が空いてしまった感ありますが
9月の末から10月の初めにかけて
個人的に、ロックンロール!と思える様な出来事が多発。

時系列は前後しますが、前職の人事異動にて福岡に住んでいた頃
その存在を知り自分なりにアプローチし
(編集結果的には若干問題点や改善点、何より自分の世間知らずな部分が浮き彫りになったけれど)何とか仕上げたZINE『OUR PLACE』Vol,1にて記事を掲載発行し
(実は)あわよくばライブ音源や新録の音源をカセットにて特典として付ける事を
メンバーのNEATERに交渉。しかし彼らのパンクに対する、そして何よりも7'や自分達でリリースしたいという思いに感服し音源の件は頓挫してしまったXL-Fits。
その後自主制作されリリースされた7'は、ただただ情報を後から後から後追いするだけ
『Record KNOX』より購入するに留まった。
今回は以前から関係のあった『EPISODE SOUNDS』からのリリースと知り
ビスコ氏に連絡。
勝手な思いこみではありますが、気分は親戚のおじさん。
予約のメールや注文のメールが来ると、とても嬉しい。
サウンドも1stシングルをさらに深化、進化させたクレイジーなサウンドに
笑いも止まらない。
アメリカのオルタナティブ・ロックバンドWilcoのTシャツを着ていたボクに
「ウィルコ・ジョンソン良いよね!」とNEATER。
ボクはそんな彼が(一方的に)大好きだ。
彼もボクを覚えていてくれたらそれだけで十分。

時、同じくして京都から
The Sessions Of Pink宮田君(以下TSOP)から7'のリリースに関する連絡を頂く。
今回のリリースはスプリットシングルとの事。
その相手は、なんとThe Zip!

初めて行ったココ吉にて1st DEMOを購入。
噂にはきいていたが、こんなバンドがいるんだ!と感動した彼ら。
話は更に、前後する。
先のZINEを制作し配布したおかげで自分でもびっくりするくらい関係が広がった。
そのZINEを真っ先に「欲しい」と興味を示していただいたのが
ビスコ氏そしてPOP'N アツシ氏。
で彼が携わっている『POP'N ROLL FUNZINE』へと行き着きそこでThe Thamesを知る。
そのThe ThamesのメンバーであるABE氏の新バンドが、The Zip!

以前から思っていた事とは
一度細分化につぐ細分化されたパンク・パワーポップそしてロックンロールが
もう一度同じステージで音楽を鳴らすときが来ないのか?ということ。

しかしここに来て
個人的に良いと思える兆しが見え
且つ
そんなバンド達の音源を自分のお店で扱えることの素晴らしさ。

FLASHLIGHTSのアルバムリリース辺りからその兆候はあった。

彼らが梅田にて参加したイベントのラインナップにはThe Zipをはじめ
来月、漫画家・イラストレーターである本秀康氏の『雷音レコード』よりリリースも決定している台風クラブの姿も。
常々彼らの様なバンド同士が対バンするとお互いにより音楽性もファン同士も影響しあうのでは?
もっと(別に大メジャーにならなくとも)大きなうねりになるのでは?と
思っていただけに、こんな組み合わせのイベントが行われる事の羨ましさよ。嬉しさよ。

そして宮田君のバンドTSOPも
彼が今まで、参加もしくはエンジニアリングなどを努めてきた
最高なバンドの雰囲気を感じさせながらも、正にモッド魂炸裂なサウンド。
高円寺ペンギン・ハウスにて収録された『in Concert』を
リリース時にサラッとプレゼントしてくれたのは、現在のカセットテープ・ブーム(って言うのは抵抗ありますが)それを予見していたかの様なタイムリーな出来事。
今回リリースのシングルも、そのスリーブは、まるでV.I.P.'SらがリリースされたNEO MODレーベル『ROK』を彷彿させるデザイン。
スリーブ内側のナンバリングやメッセージ。とことん最高な1枚。
ぼくらは、イニシャルよみ間違えて慌てて追加オーダーした位だ。

最近店舗経営の難しさを目の当たりにしていただけに
憧れのバンドや、友達(と、言わせてもらう)のバンドの音源を
自分の店舗で扱える事の嬉しさは、計り知れない力になるんです。
そんな素敵な場面はまだまだ続く。。。。
(H)









2016-10-07

開店5周年記念セールのお知らせ


さてさて、体育の日をかさねた秋の3連休です!
10月10日はメガネの日、そして当店CLASSICS RECORDS開店記念日、
奇跡の5周年を迎えることになりました!
毎年のことだけど、この1年もよくぞ営業を続けられた感満載...。
それもこれも、お客様みなさまが懲りずにつきあってくださっているから。
本当に本当にありがとうございます!

今年も恒例の開店記念セールを実施いたします。

*10月9日(日)、10日(祝月)の2日間限定、送料をのぞく合計金額から20%オフ*
(なお翌11日(火)は配送をおやすみいたしますので、12日(水)以降の出荷となります)

ささやかではありますが、ぜひウェブショップにて在庫をご覧下さいませ。
裏店長曰く、
「ウチはバンドみたいなもんなので、とりあえずやめずに続けよう」をモットーに、 あたらしい1年もがんばってまいります!

お店はこちらから→ CLASSICS RECORDS

2016-08-07

最近のオレ 8/5とか6とか


それは数日前に急に決まってしまいました。
FLASHLIGHTS,The Knocksのヒロシさんと納品の件でやり取りしていた際に
「ぷあかう」でDJ(イベント風飲み会)やりましょう!とのありがたいお誘い。
二つ返事で「行きます!行きます!」なんて返事はしたものの
大丈夫なのかオレ。。。泥酔して粗相!?終電のがしたらどうする!?
と、しょうもない不安は後からやって来る。

で、当日。
仕事を終わらせ一旦帰宅。
おめかししたら出発!
(脳内BGM:High Life「ぷあかう」)

週末の下北沢。夜風も涼しい。
20年位前は毎日この街をフラフラしていたな〜
下北タウンホールでトイレも済ませ。
会場である(聖地)「ぷあかう」へ。

中にはすでにヒロシさんとREOさんとヨーコさんが・・
挨拶もそこそこに飲み会開始!
皆さんのかけるレコードは、どれも最高。
時代やジャンルを越え良い曲ばかり。

それにゆっくり話す機会がありそうでなかった方と改めて
お話が出来たのも良かった。
あーだこーだ内容を書くのもナンなので割愛。
終電で帰ろうと思っていましたが、気が付けば朝。
帰りの総武線では久しぶりに寝過ごして
千葉まで行きさらに浅草橋まで戻るという
その瞬間の気の遠くなった感じは何と表現すれば良いのだろう?

6日は近所の江戸川での花火大会を
奥さんと見て来ました。

(H)



2016-08-03

止まった時計を動かす事がオレの仕事。

重責から一旦開放された開放感も、やがては日常になってしまいがち。
実際のところオレの生活も・・・・。

ひとりの人間が(決してひとりでは無いが)普通に暮らすと言う事の大変さ
システムの複雑さ
知らない事ばかり。

それでも前を向いて行くのさ。
今の道を選ばなければ良かった。なんて思いたく無いから。

少しずつペースを取り戻していきたいな。

http://blog.goo.ne.jp/duck888/e/6d46a077c19af97a87220220ffe54a02

まずはこのブログから。
二人で思いついた順に
テーマが決まった順に
競争の様だったな。

なんて思いながら。

(H)

2016-05-13

Chris Cohen / As If Apart


Chris Cohenのことは正直に言うとDeerhoof、Cass McCombsといったバンドに在籍していた時のことや、彼のバンドであるThe Curtainsのこともよく知りませんでした。
ただ、ソロ名義でのデビュー作「Overgrown Path」の曲を、偶然聴いて、からだの細胞がぱっ、と開いたような感じがして、何度も聴き込んだという経験がありました。
(↓前作「Overgrown Path」収録)

だから今回また、あたらしいアルバムが発表される、と聞いていてもたってもいられない気もちになったのです。
そして公開された先行シングルがこの曲。

彼はいわゆるマルチ・プレイヤーで、前作同様今作も、あらゆるパートすべて自分ひとりでレコーディングしています。まるでトッド・ラングレンのように。
今までいろいろなバンドにツアーのときやレコーディングや、いろいろな楽器で参加していて経験も豊か。
あるときはドラムを叩きながら、あるときはギター、そしてピアノを弾きながら歌う彼なのですが、そのマルチな才能はもちろん、とくにこころつかまれるのがなんといっても彼のスモーキーでやさしい歌声。
お父上が音楽関係の仕事をしており、音にふれることが自然であったけれども、やはり父と息子、グレイトフル・デッド嫌いだった父に反抗するように、ティーンエイジャーのころからデッドヘッド(熱心なグレイトフル・デッド・ファン)になったという音楽遍歴も垣間みれる、その多様性。
そんなことがうなずけるサイケデリックでほろ苦い旋律、ころころと変わるコードの進行に迷宮入りさせられてしまいそうなかんじ。前作もそうでしたが、この2作目でさらにその完成度がぐっとあがっているような気がします。
いままで住んでいたL.A.から少し離れたバーモントの農場ではたらきながら紡いでいったという今作、まるで桃源郷のような、浮き世のことをわすれるのにぴったりなアルバムだな、と思います。

お店の商品ページ→ (LP) Chris Choen / As If Apart (new)
お店はこちら→ CLASSICS RECORDS

2016-05-08

FLASHLIGHTSについて書く


デビューシングルでもある、コードとのスプリットシングルも即完売。
FLASHLIGHTS待望の1stアルバムがSTAY FREEレーベルより遂にリリース!
************************************
初めてREOのサウンドを知ったのは95年『米国音楽』Vol.5に付録で付いていたCapsule Giantsの音源だった。
そのサウンドは、80年代のギターポップを、良い意味で(当時)90年代の自分達のサウンドとしてアレンジされたプリミティブなギターポップ。
その後活動の拠点を東京に移した彼がNeon Groupとして活動をはじめた。
それがあのCapsule Giantsのメンバーだと知る。
これはただの予想でしかないけれど、Vo.のREOの頭の中にはかねてからこのアルバムにあるサウンドや世界観がイメージされていたと思う。
そんなイメージを見事に具現化したとしか思えない。POP且つサイケデリック、ラウドなギターとクールなメロディが交差。一度聴いたら耳に残り口ずさみたくなるメロディ。60'sビートバンドを思わせる甘さと(The Knocksとして活動している)Gのヒロシのパンキッシュなサウンドが絶妙に重なる!!
冒頭の夜の始まりを感じさせる「Fall Feeling」たたみかける様な「Sweet Night Sweet Heart」前述のシングル曲でもある「Shadows」からのラストまでの流れがたまらない。「終わりかけのサタデーナイト」はFirestarterの「SATURDAY NIGHT (IS THE END OF THE WORLD) 」と並ぶ週末讃歌と思う。Yokoとのヴォーカルの掛け合いもクールな「Urban Lou」も最高。
すべてが詰った1枚。眠らない俺たちの夜のBGM。夜は君がいないと始まらないぜ。
FLASHLIGHTSと夜の待ちへ繰り出そう!

お店の商品ページはこちら→ (CD)FLASHLIGHTS / SHADOWS and LIGHTS (new)
お店はこちら→ CLASSICS RECORDS

2016-04-23

大切なおしらせ

わたしたちは今からだいぶん前に、熊本に4年間住んでいました。
一泊二日で家を探しにいったとき
熊本駅
市電とうしろには熊本城
住んでいたのは熊本市から車で30分、市役所がこわれそうになっている、宇土市。
アパートのまわりは田んぼと畑が延々と広がり、台風の日は大変でした。


はじめての九州での暮らしは、とっても急で、不安がいっぱいでしたが、熊本のひとたちのやさしさに救われて、楽しい4年間を過ごすことができました。
今でも連絡を取りあっている友人もたくさんいます。
そこで、なにかこういう縁があるわたしたちでできることがないだろうか、と話し合い、
とりあえず4月からゴールデン・ウイークいっぱいくらいまでの、CLASSICS RECORDSの売り上げの10%を熊本市あてに義援金として送ることを決めました。
わずかではありますが、お世話になった街がまた、元気をとりもどすためにちからになれればいいなあ、と思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

*追記
5月13日、熊本県御船町の義援金受付口座あてに、売り上げの一部でありますが8.093円を送金させていただきました。
熊本で被災しボランティア活動をしている友人にアドバイスをいただき、あまり報道されていないけれどさまざまな被害があった、ということで送金先を決めました。
ご協力、期間中お買い上げいただいた全員のお客さま、本当にありがとうございました。
今回の地震で被害にあった方々の日常が、早く戻ることをお祈りしております。
また、東日本震災での経験もあり、これから長い支援が必要だと感じております。
微力ではありますが、少しでもお力ぞえできたら、という気もちを大切にしていきたいと思っております。



2016-04-08

WOODS / City Sun Eater In The River Of Light

最近の米ロック・バンドでも大好きなWOODSの新作が大変です!

NYはブルックリンにて、初期はカセット・テープ専門のレーベルとして運営を始め、
現在では、有名無名にかかわらず良質なインディ・ロックやS.S.W.を紹介する重要レーベルに発展したWOODSISTを主宰するJeremy Earlを中心とするWOODSの早9作目。
それがこの問題作「City Sun Eater In The River Of Light」。

2014年発表の「With Light And With Love」でも、それまでのローファイ・サイケ・フォーク路線を引き継ぎつつ、アルバムをリリースするごとに完成度を上げ、わたしをはじめファンを魅了してきた彼ら。だがしかし、今作はさらに驚くべき大作になっていてちょっと興奮であります!
前作制作時にはもう脱退していた、ベースのKevin Morbyもナイス・タイミングでしかも素晴らしい新作を発表していますが、昨今の中心メンバー2人、JeremyとJervisに加え、前記Kevinの新作にも参加しQUILTのメンバーでも活動するJohn Andrewsを鍵盤に、ドラマーにAaron Neveu、ベーシストにChuck Van Dykeを加え、5ピースとして活動をはじめたWOODS。
60's~70'sのサイケ・フォーク・ロックを再現しつつも、常に「ロー・ファイ」であった彼らのサウンドは、今回完全に「ロー・ファイ」的要素から脱出。
まず、先行発表されファンをはじめ多くのインディ・ロック・ファンのドキモを抜いたシングル「Sun City Creeps」から幕を開ける今作は、サックス、フルート、トランペットといった今作ではじめて大フィーチャーされたホーン・セクションと、ローズ・オルガンなど様々な鍵盤、そしてワウ・ギターとうねるベース・ラインが織りなす、ジャムの応酬に次ぐ応酬!

WOODSのトレード・マークのひとつでもあるJeremyのハスキーなハイトーン・ヴォイスによりインディ・ロックっぽさを残しているものの、今まで以上にサイケに、そしてホーン・セクションの導入によりアフリカン・ファンクやジャズの要素もたっぷり含んでいて、そう、例えてみるならば、彼らの地ニューヨークからメンフィスあたりを経由して、あちらこちらから音楽を拾いつつ南の地、ニュー・オリンズまで、もちろんハイウェイを延々とドライヴして旅してきたような...そんなアルバムなのだ!
とくにレコードのB面「The Take」から「Politics Of Free」への流れはもう、身震いするほどのかっこよさで、WOODSが次への階段をまた一段、いや一段抜かしでどこまでも?抜き出た感じがして、心底ドキドキわくわくしてくるはず!いつもどおりJeremyによるアルバムのアート・ワークのこのガイコツ「Sun Eater」をながめながらニヤニヤしてしまう、とんでもないアルバムです!

お店の商品ページはこちら→ (LP) WOODS / City Sun Eater In The River Of Light (new)
お店はこちら→ http://classicsrecords.net/

2016-04-01

Kevin Morby / Singing Saw

↑はじまりはソロ1stアルバムに収録のこの曲「Slow Train」のひと聴き惚れから


元WOODSのベーシスト、そしてキャッシー・ラモーンとThe Babiesとしても活動している、Kevin Morby、前作「Still Life」から1年ちょいぶりのソロ3rdが到着しました!

まずはとにかく、先行で発表された2曲のPVをぜひお聴きください。


*追記*↑このPVはKevinの生まれ故郷のカンサス・シティで撮影されたとのこと。
お父様がGMで働いていたため、モーター・シティからモーター・シティへの転居が多く、10代のころはパニック障害をもっていたという彼。飛行機が苦手で今でも、遠くにいる友人に会うためには車か列車を使い、自分のペースを大切に過ごしている、とのことがインタビューに書かれていました。そんな彼の繊細で、まわりにとらわれないマイペースなところも、音楽にあらわれていると思います。


WOODSのJeremyが主宰するWOODSISTから、大手Dead Oceansに移籍。前作での毎度おんなじ赤シャツ姿だったPVとは比べ物にならないほど、お金かかってそうな出来映え↑

そしてそれは、アルバム全体からも感じられて、ホーン・セクションや、タイトルにもあるように音楽のこぎり、ことSinging Saw (Musical Saw) も使われていて、前2作よりもヴァラエティに富んだサウンドに。

L.A.のSan Rafael Hillsというところに恋人と住みながら、都会と自然に暮らし、夕方にはかならず散歩に出る (きっとアルバム・ジャケットもそんな散歩の一場面なのでは)、そんな毎日のなかで綴られた9曲には、山、丘、鳥たち、花々、といった言葉が織り込まれていて、彼の新天地での生活の一部を想像することができます。

決して歌のうまいタイプではないけれど、ギターとピアノを演奏しながらつくられたであろうラフなメロディから、繊細でうつくしい旋律が印象的な曲もあり、Kevinもソングライターとしてのノリっぷりも伝わってきます。とくに冒頭を静かに飾る「Cut Me Down」や、シングル↑「Dorothy」は必聴!
「レナード・コーエンの『Passing Through』やボブ・ディランの『It's All Over Now, Baby Blue』のような曲を書きたい」そう語っていた彼の発言通り、現アメリカのインディ・シーンの中でも屈指のソングライターへとまた一歩、前へ踏み出した、そう感じられるアルバムです。

プロデュース、そして今回Kevinの片腕となって、クールなベースやギターもこなしているのは、ソロ・アルバムもリリースしたYellowbirdsのメンバーSam Cohen。ドラマーにKinseyとしても活動するマルチ・プレイヤーNick Kinsey、音楽のこぎりを担当するのはWOODSISTからアルバムもリリースしていたQUILT、John Andrews & The Yawns、そして最近WOODSにも参加しているJohn Andrews、バック・コーラスでHannah Cohen等、NYブルックリンのミュージシャンも多数参加。
限定クリア・グリーン・ヴァイナル、見開きの写真もステキですよ!

お店の商品ページはこちら →(LP) Kevin Morby / Singing Saw (new)
お店はこちら→ CLASSICS RECORDS

2016-03-22

最近のオレ 3/22

思ったより暖かく無くてちょっと焦った。



まずは画面左上。
目玉が印象的なイラストのジャケット。
91年の有る時期
僕のココロのヒットチャート1位は確実にこの1枚だったな。
ご存知『Primal Scream/Screamadelica』
ジメジメした性格のしょぼくれた20歳
遅れて来たラヴ・パレード。
一人暮らししていた、宮崎アパート(4畳半風呂無し)は
この1枚(2枚組)を手に入れて以来そこはイビサか?ハシェンダか?
「Movin'onUp」「Higher Than The Sun」「Come Together」の多幸感。
サイケでロックでドリーミーで・・・・・。
同時期リリース(だっけ?)のフリッパーズの3rd「ヘッド博士の世界塔」と
ストーンズの「Let It Bleed」と合わせて繰り返し聴いてたな。

で右のフリーペーパー『Pounds #10』にてGrant Flemingなる人物を知る。
それはそれはUKパンク史では重要な人物。しかし現在は写真家として活躍されているとの事でなんと、先のPrimalの中ジャケも彼の写真が!

ずーっと好きないくつかの事が
(本当は決して突然では無いけれど)突然目の前で繋がるのは
嬉しく又楽しい。感動する。

最後のパンクコンピの毒々しいジャケは
Primalのアルバムと似てるな〜と思い並べてみました。

(H)








2016-03-20

最近のオレ 3/19 @池袋

今日は久しぶりに遠出
とは言うものの池袋ですが。

http://darumaya.to/?mode=f5池袋レコード・フェアへ。

仕事で訪れる時の30倍くらいの人
歩き辛い・・・。
会場の区民センターに到着。
一歩会場に足を踏み入れると独特の息苦しさ(笑)

笑う程集中力の無いオイラ
3~5棚みたら飽きて来てしまったのはここだけの話。

しかし
それでかえったら自称レコード・コレクター?レコード・ファンの
名が廃る。

気合いを入れなおし7'を中心にあさりまくり。

最近あまり見る事のないPUB ROCKのUK盤を何枚も目にする事が出来
目の保養に。

そんななかから高すぎない数枚を購入。

他にジョニー大倉やシャムロックを200~500円にて購入。

同じレコードでもブース(店舗)により金額も違い探す楽しみが。

最近では割とユニオンにお世話になりっぱなしでしたが
楽しいセールでした!

2016-02-22

再び!クラフト開放市に出店します!


なんと!年が明けてから、ブログをひとつも書かないうちにもう、2月も終盤になってしまいました...。反省、そしてやっと、たのしいお知らせで更新であります!

昨年末に参加させていただいた「クラフト開放市」がまた開催されます。そして当店も2度目の出店が決まりました!
来週です!お知らせ遅くなってごめんなさい...。また反省。
前回は、E.T.グッズがたいそう好評で、たくさんお買い上げいただきましたが、
今回も古雑貨、小物をはじめ、もちろんレコード/CD/古本も持って行きます。

*手芸好きのかたには絶対オススメ!なユンユンさんによる、ちょっとそこいら辺では手に入らないパーツの数々!
*emmaruriさんのマイバッグ作りのワークショップ!
*ミクラフレシアさんによる怪獣づくりワークショップ!
*初出店!ぬいぐるみ作家のミヤタケイコさん!
*アクセサリー作家のcastellaさん!
*会場をい〜い香りでいっぱいにしてくれるエモ珈琲さん!

などなど、いちにち楽しめるかと思います。
下北沢からお散歩がてらお越し下さい!お待ちしております。

◎クラフト開放市
2016年2月28日(日)
12:00 ~ 16:30 まで
新代田 POPO (ライヴハウスFever併設 京王井の頭線 新代田駅下車 道路をわたって右)