2016-04-08

WOODS / City Sun Eater In The River Of Light

最近の米ロック・バンドでも大好きなWOODSの新作が大変です!

NYはブルックリンにて、初期はカセット・テープ専門のレーベルとして運営を始め、
現在では、有名無名にかかわらず良質なインディ・ロックやS.S.W.を紹介する重要レーベルに発展したWOODSISTを主宰するJeremy Earlを中心とするWOODSの早9作目。
それがこの問題作「City Sun Eater In The River Of Light」。

2014年発表の「With Light And With Love」でも、それまでのローファイ・サイケ・フォーク路線を引き継ぎつつ、アルバムをリリースするごとに完成度を上げ、わたしをはじめファンを魅了してきた彼ら。だがしかし、今作はさらに驚くべき大作になっていてちょっと興奮であります!
前作制作時にはもう脱退していた、ベースのKevin Morbyもナイス・タイミングでしかも素晴らしい新作を発表していますが、昨今の中心メンバー2人、JeremyとJervisに加え、前記Kevinの新作にも参加しQUILTのメンバーでも活動するJohn Andrewsを鍵盤に、ドラマーにAaron Neveu、ベーシストにChuck Van Dykeを加え、5ピースとして活動をはじめたWOODS。
60's~70'sのサイケ・フォーク・ロックを再現しつつも、常に「ロー・ファイ」であった彼らのサウンドは、今回完全に「ロー・ファイ」的要素から脱出。
まず、先行発表されファンをはじめ多くのインディ・ロック・ファンのドキモを抜いたシングル「Sun City Creeps」から幕を開ける今作は、サックス、フルート、トランペットといった今作ではじめて大フィーチャーされたホーン・セクションと、ローズ・オルガンなど様々な鍵盤、そしてワウ・ギターとうねるベース・ラインが織りなす、ジャムの応酬に次ぐ応酬!

WOODSのトレード・マークのひとつでもあるJeremyのハスキーなハイトーン・ヴォイスによりインディ・ロックっぽさを残しているものの、今まで以上にサイケに、そしてホーン・セクションの導入によりアフリカン・ファンクやジャズの要素もたっぷり含んでいて、そう、例えてみるならば、彼らの地ニューヨークからメンフィスあたりを経由して、あちらこちらから音楽を拾いつつ南の地、ニュー・オリンズまで、もちろんハイウェイを延々とドライヴして旅してきたような...そんなアルバムなのだ!
とくにレコードのB面「The Take」から「Politics Of Free」への流れはもう、身震いするほどのかっこよさで、WOODSが次への階段をまた一段、いや一段抜かしでどこまでも?抜き出た感じがして、心底ドキドキわくわくしてくるはず!いつもどおりJeremyによるアルバムのアート・ワークのこのガイコツ「Sun Eater」をながめながらニヤニヤしてしまう、とんでもないアルバムです!

お店の商品ページはこちら→ (LP) WOODS / City Sun Eater In The River Of Light (new)
お店はこちら→ http://classicsrecords.net/

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