2018-01-15

Gofish / 燐光


大雪の東京、その雪を搔きわけ搔きわけ、下北沢の富士見ケ丘教会へと
Gofishトリオのライヴを観に行ったのは、ちょうど5年前のこと。
そしてこの思い出深いタイミングで、通算5枚目のアルバム「燐光」が届きました。


3rdアルバム以来、タッグを組んでいるGofishトリオ(テライショウタ・稲田誠・黒田誠二郎)としての新作には、先行発売されて即完売した7インチ「肺」も収録されています。
井手健介氏(井手健介と母船)が「合唱コンクールの課題曲にしたい!」
とコメントした、名曲!

3人の個性と才能があまりにも大きすぎて、アルバムに入りきれずに
溢れ出てしまっていた感もあった前作までと違い、今作ではメロディと歌詞、
コーラスとアンサンブル、全てにおいてのバランスが完璧にひとつとなって完成した!
という感じがとってもします。


3つの弦楽器(アコースティック・ギター/コントラバス/チェロ)の
弦の小さなかすれ音やハウリング、息づかいまでも愛おしく録りこまれ、
その全部がアルバムの一部として味合うことができるのです。
韓国のSSWイ・ランが透き通るようなコーラスで、Amephone's Atticの塚本真一さんが

ピアノで参加。
カナダのアーティスト、ユニス・ルックによるジャケットのなめらかなラインと、

インナースリーブの美しさも、アルバムのイメージとぴったりで素晴らしい。



今までのアルバムも大好きでしたが、今作はいちばん、一緒に口ずさめて、楽しい。
はっきりと言いましょう!2018年のベスト・アルバムの1枚です!
たくさんの人に聴いてもらいたいなあ。

(CD) Gofish / 燐光 SDCD-037  CLASSICS RECORDS

2018-01-07

最近のオレ(達)〜さよなら2017おはよう2018〜

2017年も終わろうとしている12月。

フリーランスなのでスケジュールを自分で調整できるということもあり
悪魔が囁き始める。『もう、休んじゃえよ〜』
(これを書いている12/28)今日だけは、頑張りたいと思っております。

最近は、9月から始めたアルバイトにもようやく慣れて来た。
『呑む方』専門だったはずが、何を思ったか居酒屋でバイトを始めてしまった。
考えてみれば、昼間の営業職も『営業を受けていた立場から営業する側』への逆転だったな。

『その立場にならないとわからない』以前から頭では理解していたと思っていたけれど、いざ『その立場』になると驚くことばかり。
「俺相当嫌な書店員だったな〜」とか「うるさい客だったんだろうな〜」とか。
今更ながら反省してみたり。
慣れてくるとあたりを見回したりする余裕や、楽しいことも増えて来るのも事実。
自分の伝えたいことを、自分の言葉で伝える事ができたり、担当者さんが注文を出してくれた時や、再度の訪問時に「あれ、売れたよ!」とか声をかけて頂いた時。
バイト先では、自分がサーブした飲み物で楽しそうに話をしている友人同士やご家族を眺めている時はまんざらでもないなと思う。

なぜ転職したかについては『ブレイクスルー』したかった。新しい何かに『挑戦』したかった。というとカッコいいけれど実際は、焦って、迷って、必死に考え選択した結果なんです。
正直給料も前職より、上がったとは言えず、生活がある意味で楽になったというわけではありませんでした。
夫婦二人が普通に生きるのは、こんなに大変なんだなぁと思う毎日です。

そんな僕が選んだ今年のベストオブ2017年!(順不同・旧譜も含む)

・台風クラブ/初期の台風クラブ 「最高すぎてアナログ盤は未開封という・・」
・FLEET FOXES/CRACK-UP 「モンチコンの本を片手に聴くと、その良さが3倍増します」
・JULIEN BAKER/SPRAINED ANKLE 「2016年リリースと今知りました。2ndも評判良いですね。SSWでありインディー・ロックでありシューゲイザー的要素もあったり」
・Back To Basics/Back To Basics 「まさに待望の1枚でしたね〜」
・OFFICE VOIDS 7' (imakinn records) 「BTB同様の1枚。個人的に歌詞が、わかったのはでかいし、ライブ会場で手に入れられたことも良かった」
・YOUNG LIZARD/3songs EP (Too Smell RECORDS) 「話題の1本。まだ詳しくない方向性ライブとかみてみたいです」
・東の果て、夜へ/ビル・ビバリー (ハヤカワ・ミステリ文庫) 「本部門1位です。美しい表現連発のロード・ノベル」
・Folk Roots,New Routes フォークのルーツへ、新しいルートで (シンコー・ミュージック) 「モンチコンさんの新しい1冊。内容的にも新しい発見や見方が目白押し。FLEET FOXES/CRACK-UPのレヴューがとても心に響く」
・毎週金曜日の『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』番組内コーナー「勝手に日本文化遺産」でのアナログ太郎さん
・『BASE 20周年企画"SHAKY CITY" 中上マサオ 写真展 90s アンダーグラウンド・ロックンロール・シーンの記録と日本を訪れたバンドたち』その際手に入れたZineとThe Knocksのカセットテープ

他にも無いなりに沢山あるのですが、まあこんな感じかと。

2018年は色々な意味でぶっちぎっていきたい。

Hiroyuki Ikeda


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こんにちは。ごぶさたしております。
2017年を振り返ると、ちょっと音楽を聴くのをサボっちゃったな、という感じです。
家にいて注文が入るのをただ待っている、という状態が
自分の健康面に相当良くない、ということ、
またレコード屋さんだけでは生活できない、というのを痛感しまして
お店以外のことを始めるための準備を2年前くらいから始めましたが、
そうなると必然的に、音楽を聴く時間も減ってしまいました。
金銭的にも音楽に捧げられるぶんが少なくて、ラジオばっかり聴いていた、そんな感じです。
今年はレコード屋さんにまた行けるようになりたいです。
読書も基本的にお風呂でするんですが、疲れて寝てしまいたい方の欲求が強い。
年でしょうか。やですね。
ダンナさんがバイトの時間は、Netflixで映画を観たり、編み物をしています。
ひとりの時間もとても楽しめるようになった1年でした。

2017年ベスト・アルバム (順不同 / 旧譜も含む)
・Fleet Foxes / Crack-Up
・Hand Habits / Wildly Idle (Humble Before the Void)
・Kevin Morby / City Music
・Moe Tucker / I Feel So Far Away Anthology 1974-1998
・Tara Jane O'Neil / Tara Jane O'Neil
・台風クラブ / 初期の台風クラブ
・八神純子
・Neil Young
・Built To Spill

書籍
・じぶん・この不思議な存在 / 鷲田清一
・舟を編む / 三浦しをん
・一杯の珈琲から / エーリヒ・ケストナー
・編物検定3級手引書
・Folk Roots, New Routes フォークのルーツへ、新しいルートで
映画
・パーマネント野ばら
・地獄でなぜ悪い
・ドライヴ
・GO
ラジオ
・ジェーン・スー 生活は踊る TBS
・荒川強啓 デイキャッチ TBS
・The Guy Perriman Show Inter FM
・荻上チキ Session 22 TBS (火曜日と金曜日にときどき)


Risa Ikeda