2016-12-29

クリスマスプレゼント


"The Sound Of Young Tokyo" 
前身のバンドから、活動歴は数10年。
東京を拠点に活動中のネオ・アコースティック・バンド"Konekoh"の初音源!
どちらかと言うと、その活動は楽曲制作が中心で、あまりライブ活動はおこなっていない彼ら
しかし、そのサウンドは(彼らのキャラクターを知っていると言うのもあるけれど)そんな楽曲制作中心とは(良い意味で)思えない。
正直に告白すると彼らとは十数年来の知り合い。
彼らがこのタイミングで7'というフォーマットで音源をリリースした事。それだけで十分感動している。
最近のバンドには、ありそうでなかった優しく、丁寧なそして力強いサウンド。
ひとりでも多くの人に届いて欲しい1枚。
XTC、The Stone Roses、The La's、Ben Folds Five
Teenage Fanclub、Trashcan Sinatras…etc が共通のお気に入りだった
保科匡志(ボーカル、ベース、ギター)、増田仁志(ギター、キーボード)、本田一也(ドラムス)の3人が1997年頃都内外資系CDショップで邂逅。
翌年、内藤由利子(Carrots)をギターに加え、Baileys(ベイリーズ)としてバンド活動をスタート。
数度のライブの後、活動を休止するも、2006年頃、吉祥寺のパブにて尾崎正吾(バッキングボーカル、デザイン、スピリチュアル・アドバイザー)が突如Konekoh(コネコ)の結成を宣言し、その場に居合わせた増田と保科が渋々承諾。
数回のメンバーチェンジを経た後、本田が加入し今の4人組となる。
2012年頃よりオリジナル楽曲の制作を本格化。
サウンドクラウドへの音源アップ、自主制作盤の配布などで周囲をざわつかせつつ、今回が初めての流通盤リリースとなる。
A面はベイリーズ時代から幾度となく録り直されてきた「Again Again」作詩でTASOGARE40%が参加。
B面は震災後に愛をテーマに保科が書いた「Found Love」
今回のリリースを機に自主レーベル「24th Dec. Records(じゅうにがつにじゅうよっかれこーず)」を立ち上げる レーベルコピーは最初に指し示したとおり”The Sound Of Young Tokyo”
レコード・ナンバーにいたる、細部にまでこだわった最高な1枚。

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ずいぶん前に道を違えてしまった(と思い込んでいた)彼らからの
クリスマスプレゼントが届きました。
今年一番素敵な出来事でした。

(H)

2016-12-03

開店!『パン屋の本屋』さん

昼間は某出版社の営業代行を請け負って生計を立てております。
今日は、そんな音楽と同じ位好きな本やお店について。

去る12月1日日暮里に新しい本屋さんが開店いたしました。
お店の名前は『パン屋の本屋』
なんだかワクワクしてくる素敵な名前ですよね。

日暮里駅から徒歩7分「いなげや」さんの並びに
『ひぐらしガーデン』という建物が
半分くらいが『ひぐらしベーカリー』というパン屋さん
で、半分くらいが『パン屋の本屋』さん。
この『パン屋の本屋』さんの店長さんが
以前、同じ職場だった花田さん。

ボクは、実はとてもイヤな奴なので
彼女がこの本屋さんの準備をはじめていた頃から
ブログ『パン屋の本屋日記』http://panyanohonya.comを、ネチネチとチェック。
羨ましい気持ちで眺めていた。歯ぎしりしながら。

でも何となく
開店の当日お伺いしてみようかな?なんて不覚にも思ってしまった。
昼間の仕事の担当エリアだった事も、理由のひとつ。

12月1日
朝は夜中から降り出した雨が残っていたが
10時頃には上がり
午後は晴れ間も。
早めに仕事を切り上げ日暮里駅へ。
はじめ逆方向へ歩き出したのは内緒です。

事前に確認していた病院を過ぎると
交差点の左手、右側にそれらしき建物が
そこで手ぶらなのを思い出し
手前のコンビニへ
駅ナカのお花屋さんで何か?ともおもったが
お花とかは、他の方が沢山送られるだろうと
何よりオレらしくない。本当は金銭的理由から
ちょっと良い缶ビールを購入。

建物の並びのスーパーから
学校から沢山の人が
「パン食べたい!」
「本屋もあるんだ!」
「おしゃれ〜!」
ちょうど夕方だったこともあり
とても賑わう通り道。

花田さんにご挨拶。
辞めて以来だから2,3年ぶり?
例のビールを渡すと「みんながみんな池田さんの様な人じゃないんですよ!」

なんだか懐かしい彼女らしい感謝の言葉。

店内を軽く一周。

本が売れない、次々書店が閉店。うん、どれも本当。
でも自分が小・中学生のころ駅前に本屋とレコード屋は必ずと言ってよいほど
1軒づつ位は何処にでもあった。
自分が仕事で引っ越すときも
その街の利便性も、もちろん重要だけど
本屋・古本屋さらに、あわよくばレコード屋がある街に住む様に心がけてきた。

『パン屋の本屋』さんに、お伺いしたら、そんな思いがあふれてきた。

別に特別品揃えが充実してなくても良いから
普通にじーさん・ばーさんが経営している本屋でも良いから
やっぱり増えれば良いのにな。
そう思った。
そう思わせる、素敵なお店。

オイラのウォント・リスト上から2番目の本を発見。
店舗の立地にあわせて、パンや食に関する書目が多めで目に付くが
もちろん月間誌や児童書、コミックもある
地域に根ざそうという意思が棚から感じられた。
例の本はその棚前に平積みされていた。

「お。今日この本2冊目ですよ」

別に自分は何もしてないけれど
なんだか「ラッキー!」って思ってしまった。
ラッキーじゃないよな。別に。

店舗に、本に、店長さんに、なんだかすっかり浄化され
今すごいすっきりしております。
普段は断るのですが、せっかくのオープン初日なので、ブック・カバーと手提げの袋も頂き、お店を後に。

お薦めです。
パン屋の隣の本屋さん。
今なら、パンの香り+木の香りも楽しめます。

(H)