2014-10-22

Kevin Morby / Still Life


あれは去年の年末のころ、音楽好きのみなさんおなじみPitchforkのサイトで、
アルバム全曲試聴したKevin Morbyの「Harlem River」がスゴすぎて、
「このアルバムをお店で置けたらいいなあ」と、
どきどきしながらレーベルのWOODSISTへメールを送信。
その後なんと大好きなWoodsのひげメガネのJeremyさんから直接返事をもらい
(彼がレーベル・オーナーなので当たり前なのですが)
直接レーベルにオーダーをするよりも、安く仕入れることができる
ディストリビューターを紹介してもらうことができ、その後輸入盤の新譜を少しずつ、
取り扱うようになりました。
いわば、Kevin Morbyがきっかけだった、といっていいくらい。
その彼の2ndソロ・アルバムが入荷です。

Woodsからは残念ながら脱退してしまったのも、ソロに専念したいかららしい。
前作はテープでの録音による、独特のノイズ、くもった感じが印象的でしたが、
今作では引き続き、Cass Mccombsのバンドのメンバーも参加した
「The Still Life Band」をしたがえて、新天地カリフォルニアでの録音。
わたしは個人的に「ギタリストが出したソロ・アルバム」が好きなのですが、
なんと言いますか、ルー・リードしかり、ボブ・ディランしかり、
「すごくうまい訳ではないが、すごく味のあるヴォーカル」(褒めています!)
「キャッチーではないけれど耳に残るメロディと音作り」(褒めています!)
Woods~The Babiesそして前作に続く、サイケっぽいサウンドは、
好きな人はぜったいヤミツキになるはず。
Kevin曰く「レナード・コーエンの『Passing Through』やディランの『It's All Over Now,
Baby Blue』のような曲がいつか書きたい」とのこと(Intervew Magazineによる)。
なるほど。
The Still Life Band、そしてThe Babiesでともに活動するドラムのJustinと
たった2人でのヨーロッパ・ツアーを終えて、さらに新曲もできるかも?

(最近この赤シャツしか着てないのでちょっと心配)

これからの活動もとても楽しみなシンガー・ソングライターのひとりです。
お店の商品ページはこちら→ (LP)Kevin Morby / Still Life(new)

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2014-10-17

Jad Fair, Tenniscoats & Norman Blake / ハウ・メニー・グラスゴー How Many Glasgow



国内盤の新作のご紹介、こちらはSweet Dreams Pressさんお得意の、日本盤独自企画アルバムです!
さかのぼること2011年、ジャド・フェア (Jad Fair / Half Japanese)とテニスコーツ(Tenniscoats)とのツアーが開催され、2組のその蜜月ぶりをライヴ感たっぷり収録したのが、前共演作「エンジョイ・ユア・ライフ」(Enjoy Your Life)でした。
その後もインディ・ロック界の叔父、ジャドさんからの止まないアツいラヴコールにより2013年、再び彼らの共演が実現します。
そして今回は、これまたテニスコーツの魅力に魅せられたもうひとりのグラスゴーの重鎮、ノーマン・ブレイク(Norman Blake / Teenage Fanclub)も参加。
ふたりのベテラン・ミュージシャンが、さやさんの合図にタジタジになりながら、覚えたての日本語を駆使してコーラスをする姿が、とても微笑ましいライヴでした。↓

そのツアーの合間を縫ってレコーディングされたのがこの第2弾。
ライヴでのほんわかした雰囲気、その場で交わされる会話をもとに、即興でこそ生み出すことが出来る、魔法のような、緊張感も少しまじりあったような、他の誰にも真似できないような素晴らしい作品にしあがっています。
テニスコーツが作り出す美しいメロディと旋律に、ジャドさんのポエトリー・リーディング、そして最近ますますヴォーカリストとして艶がでてきたノーマンのコーラスが乗っかって、なんとも軽やかでそしてすうっと、胸にしみ入ってくるやさしい音。
テニスコーツでもおなじみの「Vegan Song」をはじめ、日本語と英語が、ギターとピアニカが、ジャドさんのぼろぼろギターが、そしておんなじ「音楽」を愛する思いと思いが、幾重にも重なり合ったいとおしい作品です。ぜひ聴いてみてくださいね!


当店の商品ページはこちら→ How Many Glasgow

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2014-10-05

Classics Records 開店3周年記念セールについて

(ロウソクは4本だけど3周年だよ!)


「畳三畳のつもり」で、ウェブにてレコード店を開いて、なんとか3年!
最初っから不安だらけで、うんとこやっとこ続けてきたお店Classics Recordsも、
10月10日で3回目の記念日を迎えます。
本当だけれど、まるでウソみたいでもある!
パソコンもいまだに苦手だし、音楽の好みもかたよりっぱなし、
毎日まいにち、「大丈夫かな〜」と自問自答しながらやってきました。
こうやって小さいながらも続けられているのは、
いつものぞきに来てくださる方々、お客様みなさまのおかげです。
もっともっと、音楽について文学について世の中について、
日々精進していきたいと思っています。

さて、つきましては、開店3周年のセールをさせていただくことになりました。
中古商品に限りますが、ちょうど連休と重なりますので、
10月10日の記念日から12日まで、定価から20%オフ、
最終日の13日に、新着アイテムを追加いたします。
(ご注文時にこちらから送信するメールでは定価となりますが、
 その後に送料を含めた割引合計金額と、振込先をメールでお知らせします)
本当に本当にささやかですが、日々の感謝をお伝えできればなあ、と思っております。

みなさまのご来店を、こころよりお待ちしております。

Classics Records  池田 博幸 リサ