2013-04-10

暮らしを変えてしまう、ちいさな雑誌について


お店にもmurmur magazineの18号が入ってきまして、
さっそく、今回の特集である「弓田ごはん」を食べはじめている。
「弓田ごはん」とは、
パティシエである弓田亨さんが考案した「ルネサンスごはん」のことで、
「ルネサンスごはん」というのは、
昔のひとたちが食べていた、滋養や味に富んだごはんに、
いま手に入る食べものを使って、立ち返ろうという試みでできたレシピ。
くわしくは、弓田さんのウェブサイトへ→ ごはんとおかずのルネサンス

わたしがいま、実際にやってみていることは、
*お米はとがず、いりこ(わたと頭は取らない)、オリーヴオイル、乾燥ひじき(ぽきぽき折って)、海塩、砕いたアーモンドを入れて炊く。
(ときどき切り干し大根もちぎって入れる)
*お味噌汁は、前もっていりこ、厚削りのかつおぶし、ハサミで細く切った昆布、切り干し大根をお水につけておいて、ゆっくりだしをとって、ぜんぶを具として食べる。
*煮物は、↑のだしを多めにとっておいて、これを使って弱火でじっくり煮る。あく抜きはしない。野菜は皮をむかずにつかう。砂糖やみりんはつかわない。

この3つ。

まず、なぜ始めたかというと、
本にのっていた写真が、とってもおいしそうで食べてみたかったから。
そのあと、じっくり読んでみて、
自分にとても、しっくりきた。
それには、家族の了解をとらなければならなかったけれど、
白米好きなダンナも「食べたい食べたい!」とのことで、すぐ実行。

とにかく、ごはんを炊いている時のにおいが最高!
そして、食べて最高!これがまたおいしい。
だって、ナッツがごはんに入ってるなんて、ちょっとアガらない?
いりこも、ちいさめのものを使っているので全然気にならないし、
(いりこと人間のDNAって、70%くらい同じなんだって!
 そう我らは海からうまれたさかななのだ)
カレーにも合うし、お弁当でもおいしい。
お味噌汁も、だしだけで飲めてしまいそうなくらい、うまみでいっぱい。
だしのもとがそのまま具になるので、ごはんとお味噌汁だけでもいいくらい。
野菜も、ゆっくり煮ることに気をつけただけで、
いつもと同じ料理なのに、甘みがでておいしくできてしまった。

お米はとがなくていいし、ちょっとお水にいろいろつけておけばいいし、
楽しているのに、日本人に不足している栄養もとれる。
なにより、おいしいから続けられる。いいではないか。
今度、弓田さんの本も読んで、もう少し研究しようと思う。


いちばん最初のころから、murmur magazineを読んでいたわけではないけれど、
「冷えとり」をはじめ、わたしの生活は大きく変わった。
半身浴をしていなければ、震災のあとの気もちも揺らいだままだっただろうし、
お店だって、始めることができなかったかもしれない。
ちいさくて、少ないスタッフで、ていねいにつくっているからこそ、
他の雑誌では知ることのできなかった、いろいろなことを、
スタッフの方々が、実際にやってみて「いい!」と思ったことを、
包みかくさず、大サービスで教えてくれるのだな。
そして今回もまた、わたしの暮らしは大きく変わっていくのだ。

こんな雑誌、気にならない?
マーマー・マガジンのウェブサイト→ murmur magazine
当店でも取り扱ってます!お店はこちら→ Classics Records








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