2023-04-04

台風クラブについて書く その二



 5年ぶりに台風クラブがアルバム『アルバム第二集』をリリースいたしました。
当店CLASSICS RECORDSでも取り扱い1stプレスは予約のお客様だけで、当店の枠を満たしてしまい、店頭に出品することができませんでした。
そもそも入荷の枚数も他店様に比べると少ないのはありますが、それにしても彼らの持つポテンシャルには、驚かされました。

 本来なら、入荷のタイミングでこのくらいのことはしなければと思っていたのですが、
改めて『アルバム第二集』について、個人的な感想を含めツラツラと書きます!

 シングルカットもされた台風クラブお得意のファスト・チューン「野良よ!」
The Knackもびっくりなアレンジ(仕掛け?)にニヤリとさせられる1曲。その勢いをそのままに、速いし切ない「へきれき」。
そしてシングルのリリースタイミングでも散々聴いたし色々考えたけれど、こうしてアルバムの中の1曲として聴くと、やっぱりいやさらに良い曲。
個人的には台風クラブ節炸裂の1曲と思います。(商売が下手すぎてシングルが、在庫僅少ですがあります。。。
未購入の方このタイミングで是非に。。。)余談が入りましたが先に行きましょう!
「旅情」演歌かよ!とツッコミを入れたくなるタイトルとは裏腹に、最高なビートリッシュなナンバー!
「日暮らし」アッというまにA面ラストですめちゃくちゃ良い曲、後ほどまとめて書きます。

 B面は「道草」からスタート!他に類を見ないという意味で、逆に彼ららしさが滲み出してしまった杞憂な曲。
「とんがりブーツ」ザ・ビフォワーズとのスプリット・シングルに収録され記憶に新しい1曲。台風クラブからビフォワーズへのラブ&リスペクトな1曲。"最初に食らった一撃を 覚えていたいだけ!"
「抗い」事前にリリースされた曲が、多く収録されたこの『アルバム第二集』にて初お目見えの1曲ですが、いやいや十分シングルカットできますよ!
「なななのか」思わず声が出てしまうイントロ、ドラムのフィル・インこれは?まさかの?そう前述した「日暮らし」同様彼らに深く深く影響を与えたであろう最高なバンドを思わせるアレンジ。
〇〇っぽいだとか、〇〇の引用だよねっていうのは、あまりに簡単すぎるし、ロックっぽくないと思いませんか?「なななのか」でも十分エンディング的なのにラスト「火の玉ロック」の素晴らしさ!
『ああ、やっぱりこの物語は、ここでエンディングを迎えるんだな』とこみ上げてくるものが隠せないです。

 かけ足ですが『アルバム第二集』全曲レビューでした。改めてアルバムを聴くと、彼らが5年という年月をかけて、練り上げてきた1曲1曲。
それは彼らがこの5年の間に経験し・感じてきたことを綴った1本のロード・ムービーです!


台風クラブ「アルバム第二集」アナログ・セカンドプレス

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