2015-07-17

Fountainsun / Music Today


80年代後半から、ボルチモアで活動しているポスト・ハードコア・バンド、Lungfish。
Dischordなどからアルバムをリリースし現在も活動、2005年には来日公演も↓

この立派なヒゲをたくわえた中心人物である、ダニエル・ヒグスは、ソロや別のバンドでも活動していますが、今回、パートナーである石井文得とふたりで始めた新らしいユニット、それが、ファウンテンサン。


↑2014年に亡くなった、インドのマンドリン奏者、U. スリニヴァスへのオマージュとして
「Music Today」と名付けられた本作は、そのインドと、そして精神世界的に兄弟とも言える、偉大なるビック・サーにてレコーディングされており、アルバム全体をインドと、そしてアメリカの大自然も一緒に吹き込んだような、壮大なアルバムになっています。

アルバム冒頭11分を超える大作「Ripening Shaves」のラストに向かっていくの音のうずは、
ジャケットのなかに収められている、石井文得によるうつくしい写真のひとつ、
太平洋の岸壁にうちつける荒波のようであり、ダニエルの語るように歌う様子は、
彼の描くイラスト同様に、ビック・サーに古くから伝わる、おどろおどろしくてわくわくするような昔ばなしを聴いているかのよう。
何十年も前に録音され、いまやっと発掘されたアシッド・フォークの歌姫のような、
石井文得のうつくしい歌声も、耳の奥深くにしっくりと染み込んでいきます。
バンジョーとガット・ギター、そして数々の打楽器が幾重にも繊細に重なりあい、
音とその昔ばなしはインドからアメリカへとひとっ飛び。
夏の夜の深い森のなか、たき火がゆらいでいるのを見ながらずっと聴いていたくなる
そんな作品です。
ジャケットは本のような特別な仕様になっており、石井さんによる録音日記、美しいビック・サーの写真、そしてダニエルのイラストをたくさん掲載。
アルバムの背景を思い描きながら楽しめるようになっています。




発売は、いつも世界中のすてきなカップルや家族がつくる作品を紹介してくれる、
Sweet Dreams Pressさんより。また愛おしい2人組と出会えることができました。

追加!来日公演決定しましたよ〜。→ Fountainsun Japan Tour 2015

お店の商品ページはこちら→ (CD) Fountainsun / Music Today (new)
お店はこちら→ CLASSICS RECORDS

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