2013-03-11

Liquid Screenについて書く

http://classicsrecords.net/?pid=53649426
彼らについて・・・・・
失礼を承知で書くと正直分かりにくサウンドだと思う。
POP'n ROLL zineの記事内でも書かれているが
メンバーとしては、First AlartとRadio Shanghaiの合体バンドで
どうせこんな感じのサウンドなんだろうなと
簡単に想像出来そうなところとは、真逆を狙ったと。
自分なんかは、正にそのクチで
もっと単純にポップなサウンドを漠然とイメージしていた。
なので、改めて距離を置きそのサウンドを聴くと
実はとんでもないバンドだと言う事はわかるはず。
それはB.O.C.にもFirst Alartにも言える事で
仮に彼らが活動を辞めてしまった時に
そのセンスやアイディアが評価の対象になるような事は
決してあってはいけない。
(実は凄かったんだな・・・的な。)

そんな、ボクと同じ節穴の様な耳を持つ多くの連中は
早く気がつくべきである。

話はかわるが
パンクから派生し新たに出来た音楽に
ネオ・アコースティックがある。
ボクはその音楽にも夢中になっていたのだけれど
正直パンクにいれこんでいる連中の前で
あまり大きな声でそれらの音楽が好きだと言えない自分がいた。
しょうもない話だけど。

しかしKnockのヒロシさんがライブで
あのポストカードレーベルのドラム猫のTシャツを着ていたのが
切っ掛けでその境界線がくずれた。
「全然OKじゃん!」
ちょうどそのころ
YTでLiquid Screenがモノクローム・セットの「Fat fun」を
カバーしているのを観たりして、ひっくりかえったものだ。
「全然OKじゃん!」

彼らは他にもRUDIやA.Upstartsなどもカバーしていて
oiもハード・コアもアイルランドも
引き出しとして持っている。

一見(聴)パンクとはかけ離れたサウンドに聴こえてしまうかもしれないが
彼らこそ真のパンク・バンドと言いたい。
聴き手のセンスの半歩いや数歩先いくそのセンスこそが肝。
ボクらは、ブーブー言いながら
彼らの後をついて行くほかない。

「あんなのパンクじゃねーよ」とか
「Radio Shanghaiの方がいいね」とかさ。

彼らが創った道を歩いているくせに。(H)


0 件のコメント:

コメントを投稿