1番好きな映画は『ダイハード』特にシリーズの1作目。
無骨な主人公が、若干無理矢理にテロに巻き込まれ、且つたった一人で制圧、生還するさまは、誰しもが否が応でも、心を鷲掴みされたはず。
それもこの映画を見るまでは。。なのですが。
まあまあ今更なんですが。
その映画は『シングストリート』
舞台はダブリン。
親の都合で、本来行くはずのなかった、ワイルドな高校へ入学することになってしまった主人公コナー。
そして彼が一目惚れ?してしまったヒロイン、ラフィーナを軸に物語は進行します。
前評判をきく限りでは、
なんというか、バンド活動に憧れた少年のサクセスとまではいかないもののそういったストーリーと認識しておりましたし。
ネットでの扱いも(ネタバレ回避の姿勢もあり)やれサウンドトラックが良いとか、時代背景に共感とかそんな感じだったと記憶してます。
が
が
これ
夢破れた(俺みたいな)バンドマンにこそ観て欲しい1作です。
レビューやなんかで目にしてると思いますが
この作品主人公コナーに対して
いちいち意見する男
そう
兄のブレンダンの存在が(言わずもがな)非常に大きい。
迷ったり、調子に乗った主人公コナーに対し
愛を持って(本来は個人的なエゴだったかもしれない)音楽との付き合い方を
指南する彼。
若い子とは別に、おっさんたちはきっと彼の一挙手一投足に共感していたはず。
俺だってオリジナル曲作ったよ
俺だってバンド組んでたよ
俺だって・・・・・・・・・・・・
『ボヘミアン・ラプソディー』も涙が止まらないと聞きます。
では『シングストリート』は?
本当は主人公コナーでありたかったが
いつしか指南役の兄ブレンダンに
と
思いつつ
何にも
誰にもなれなかった
全てのバンドマンにこの映画をお勧めいたします。
え?
今さら?
うるさいよ!
(H)
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