2013-01-22

Beach House / Dustin Wong @ Liquid Room


恵比寿に移ってからはじめてのリキッドルームへ。

まず、2、3日前に知った、Dustin Wongくん(なぜかくんづけしたくなる)のライヴが観れるということで、楽しみも倍増。
ひとりで七色のギターの音色を奏でる彼のことは、ずっと気になっていたのだけれど、きっとライヴで観る方がいいんだろうなあ、と思っていたから。
実際に耳にした彼の音楽は七色どころでなくて、
あの、お祝いかなんかでもらえる36色入りのクレヨンのようだった!
ちょうど彼のギターさばきが観られる場所だったので、
ひとつひとつのフレーズを順番に、重ねていく様をながめながら、
ときどきアジアを感じるその浮遊する音に、
フィリピンか、東南アジアのきれいなうみのなかで、
さかなたちとたわむれるような気持ちになった。
実際、すごい超絶ギタープレイをしているのに、とても気持ちよさそうで、
観ているこちらもつい、笑顔になって彼といっしょにからだを動かしてしまう。
とてもよいライヴだった。

そしてもう、数えきれないくらい聴きまくったBeach Houseだ。
それは正しくショーのようだった。
ライトアップも素晴らしくて、星のかがやく夜空をバックに、
逆光をあびてますます妖艶さを増したヴィクトリアの歌、指先。
(そしてときどき、氏神ばり?のヘッド・バンギング!)
ひかえめ?いやいやとんでもない、
ノリノリでギターをかきむしるアレックスのかっこいいことといったら!
彼がからだを動かすたびに、こちらもからだが動いてしまう。
Dustin Wongくんでアジアのうみを泳いだあと、
ぐーんと地図をうえにたどっていって、
北の、つめたい海岸で、遠くて高い夜空のオーロラをながめているような。
どの曲を聴いても、うっとりと夢ごこちになってしまい
ついついステージに見とれてしまうのだった。
メンバーの顔がぜんぜん見えないのだけれど、
それがまた、バンドの雰囲気をつくりあげているようだった。
大きな場所でのライヴはひさしぶりだったのだけど、
最初から最後まで、こんなにもじっくりと堪能できるライヴで、
魔法にかけられたような夜だった。
そうそう、今年中にまた来るって言っていたよ!(risa ikeda)


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