90年代後半。渋谷系ど真ん中にいた自分。
あ。違う。渋谷のど真ん中で働いていた自分。
そうH渋谷の邦楽コーナーに僕はいた。
だから少しは渋谷系を語る資格はあるのかなぁなんて・・・・
しかし。
しかしだ。
実はあそこは同じ邦楽コーナーの中で
(伝説のバイヤーOさんが始め、のちのスエミツスエミツだっけ?ミッちゃん元気?最後喧
嘩別れしちゃったね!にバトンタッチした瞬間の着任なので、Oさんとは直接の面識はない
ですが)イケイケな渋谷系コーナーと
いわゆる普通の徳永英明とか売っていた邦楽コーナーが存在していたのです。
で、ぼかー後者です。
いけてない方。いけてない方で、グズグズしてました。(当時の皆さんスミマセン。)
なんで語る資格はないかもしれませんがまあまあってことで。
で、改めて渋谷系って考えると実はあのH時代の頃、すでに末期というか過渡期というか
次の形態に変わっていた様な。
ピチカート・ファイブにフリッパーズ・ギターそしてオリジナル・ラブ
(等だいぶ、ざっくり・・)から派生したようなサウンドのバンドが、後から後から
普通のと言ったら失礼かもしれない、普通のバンドまでが『渋谷系』と括られ始めた。
そう、どちらかといえばそれから遡ること数年が最高潮の瞬間だった。
各国(特にイギリス)から届くご機嫌なサウンド。
それらを探し手にいれた瞬間の高揚感。
特にまだHに入社前に国内大手CDチェーンである新☆堂でバイトしてた。
(こんときも友達がCD買う際勝手に社販とかして怒られてました。スミマセン)
その時知り合ったM君やF君らと渋谷によくレコード買いに行っていた時期が
一番面白くかつエキサイティングだった様な気が・・・します。
(余談ですがフミさんを知ったのもその頃)
そんな時、いつものレコ屋ツアーの際、F君がうわごとの様に『FRANK AND』『FRANK
AND』・・・『きっと次はこれが来るんだよ!』とつぶやきながらレコ屋に駆け込み
店員さんに『FRANK AND WALTERS』ないですか?と質問。
店員さん『は?なんですか?わかりません』
そんな会話を横で眺めていた思い出。
まあそれはそれとして。
結果的にも、個人的に渋谷系といえば『FRANK AND WALTERS』は外せません!
現在も活動中の彼ら。1stアルバムからのカットはいずれも名曲。
ジャケットのデザインも統一され好感度UP!
曲によってはエドウィン・コリンズのプロデュースもありますが
今作はイアン・ブロウディの鉄壁ともいうべきプロダクション。
ガタゴト道を走るオンボロなトラックの様な荒削りな3ピースサウンド(おまけにシャッフ
ル・ビート)は
今でも(いつでも)僕の心に響くのです。
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